CINC【4378】 グロース(内国株式)

ビッグデータとAI技術を活用し、マーケティング用ツール「Keywordmap」の開発・提供を行うソリューション事業、DXコンサルティングを提供するアナリティクス事業、M&A仲介サービスを展開。

CINC【4378】 グロース(内国株式)

ビッグデータとAI技術を活用し、マーケティング用ツール「Keywordmap」の開発・提供を行うソリューション事業、DXコンサルティングを提供するアナリティクス事業、M&A仲介サービスを展開。

事業内容

CINCは、ビッグデータとAI・機械学習技術を活用し、顧客のマーケティング課題をデータドリブンで解決することを目指しています。同社は主にソリューション事業とアナリティクス事業を展開しています。ソリューション事業では、マーケティング用調査・分析・運用ツール「Keywordmap」の開発・提供を行っています。

「Keywordmap」は、CINCが運営するクローラーやデータサービスプロバイダーを通じて取得したビッグデータを解析し、クライアントのマーケティング活動を支援するツールです。約2,400万以上の検索キーワードの日本語データベースを基に、市場分析や競合調査を効率化する機能を提供しています。

アナリティクス事業では、マーケティングビッグデータの解析を基盤としたDXコンサルティングを提供しています。CINCのデータアナリストが「Keywordmap」や社内外のビッグデータを活用し、クライアントの市場戦略をサポートします。これにより、デジタルマーケティングの戦略立案から施策実行、効果測定までを統合的に支援しています。

また、CINCはM&A仲介事業も展開しており、主に中堅・中小企業を対象に、事業承継や事業再編のニーズに応じたM&A仲介サービスを提供しています。独自のシステム「CAMM DB」を活用し、効率的なマッチング業務を実現しています。この事業は、2024年11月に新設された子会社、株式会社CINC Capitalに承継される予定です。

経営方針

CINCは、デジタルマーケティング領域でのデータ分析とコンサルティングサービスを提供し、ビッグデータを活用したSaaS型ソリューションの開発を推進しています。同社は「確信をもつ、核心をつく、革新をおこす」という理念のもと、マーケティングDX支援を通じて日本を代表する企業を目指しています。

CINCの成長戦略は、データの「量」と「鮮度」を重視し、独自の技術力を活かしたデータ収集と分析にあります。「Keywordmap」では、競合他社が扱いにくいデータを蓄積し、新機能開発やカスタマーサクセスの強化を通じて契約件数と単価の向上を図っています。

アナリティクス事業では、優秀なコンサルタントの採用と育成を進め、総合的なコンサルティングサービスを提供することで新たな顧客基盤の拡大を目指しています。また、外部のプロ人材を活用したエキスパートソーシングサービスの強化も進めています。

さらに、CINCはM&A仲介事業を新たに開始し、クライアント企業の成長支援と課題解決を図っています。この事業を通じて得た情報や経験を自社戦略に反映し、迅速かつ柔軟な意思決定を可能にすることで競争優位性を高めています。

同社は、優秀な人材の獲得と育成、開発体制の強化、新規事業の展開、認知度の向上、知的財産管理体制の整備、情報セキュリティ体制の強化、コンプライアンス及び内部管理体制の強化を優先課題とし、持続的な成長を目指しています。