事業内容
おきなわフィナンシャルグループは、銀行持株会社として、沖縄銀行を含む連結子会社10社及び持分法非適用の関連会社1社から構成されています。同社グループは、銀行業務を中心に、リース業務、金融商品取引業務、クレジットカード業務、信用保証業務、コンサルティング業務など、多岐にわたるサービスを提供しており、地域社会に対して「金融をコアとする総合サービス」を提供しています。
具体的には、株式会社沖縄銀行では、預金業務、貸出業務、内国為替業務、外国為替業務、有価証券投資業務、国債等の窓口販売業務、信託業務などを行っています。また、株式会社おきぎんリースでは、リース業務及びそれに関連する業務を提供しています。
その他の事業として、おきぎん証券株式会社では金融商品取引業務を、株式会社おきぎんジェーシービーではクレジットカード業務を、株式会社おきぎんエス・ピー・オーではコンピュータ関連業務を行っています。さらに、他の子会社では、信用保証業務、現金精査整理業務、金融経済の調査・研究業務、債権管理・回収業務、コンサルティング業務などを手がけています。
おきなわフィナンシャルグループは、これらの事業を通じて、地域経済の発展に貢献し、顧客の多様なニーズに応える総合的な金融サービスを提供しています。
経営方針
おきなわフィナンシャルグループは、持続可能な経営を目指し、地域密着・地域貢献を経営理念として掲げています。同社は、気候変動や公正な取引といった社会的課題への取り組みを通じて、地域社会価値と経済価値の向上を図ることを目標としています。また、金融領域と非金融領域の融合を進め、カスタマー・エクスペリエンス(CX)の向上を図りながら、レジリエントかつサステナブルな成長を目指す総合サービスグループへの進化を目標にしています。
中期経営計画では、「Create Value & Innovation~おきなわの“新しい”をともに創る。~」をスローガンに掲げ、2021年10月から2024年3月までの2年6ヶ月を計画期間としています。この計画では、地域社会を牽引するグループ力の強化、マーケットインによるサービスの提供、グループ経営資源の最適化、そしてグループの成長を牽引する人材育成を4つの主要戦略として挙げています。
具体的な戦略としては、持株会社移行によるグループガバナンスの機能強化、金融領域と非金融領域の融合に向けた連携強化、地域開発や地域の課題解決に向けたグループ力の構築、お客様のニーズに対応したヒューマンタッチとデジタルサービスの融合、経営資源を成長領域への配分や非金融領域の創出、業務革新による経営資源のシフト、課題解決能力や資産形成に寄与するコンサルティング能力の向上などが挙げられます。
目標とする経営指標としては、2023年度の連結当期純利益60億円、連結当期純利益ROE4%程度、連結OHR70%程度、連結自己資本比率10%程度を掲げています。これらの戦略と目標を通じて、おきなわフィナンシャルグループは地域社会の価値向上と持続的成長を目指しています。