同社は、システムエンジニアリングサービスを主たる業務とし、株式会社シイエヌエス北海道と共に事業を展開しています。事業は単一セグメントであり、要件定義から総合試験までの開発プロセスを経て、システムを提供しています。

デジタル革新推進事業では、DXを推進するための技術ソリューションを提供しています。ServiceNow社の製品を活用したシステム保守・運用業務の変革や、データベースのアクセス性能改善コンサルティングを行っています。また、データベースの選定から移行、導入までを一括で行うコンサルティングも提供しています。

ビッグデータ分析事業では、企業に蓄積されたデータを活用し、社会の利便性向上に貢献しています。通信、金融、広告、流通、小売業などでのビジネス課題解決に向けたコンサルティングや予測モデルの構築を行っています。SAS Institute Japanと連携し、SAS Viyaの導入支援サービスを提供しています。

システム基盤事業では、企業の業務システムやEC、SNSなどのシステム基盤の導入・運用を支援しています。AWSやOCIなどのクラウド技術を活用し、最適なシステム基盤の提案・構築を行っています。自社ブランド「U-Way」では、Oracle Cloudを活用したサービスを提供しています。

業務システムインテグレーション事業では、システムの企画から運用までを支援し、金融業界や流通業界のニーズに応じたサービスを提供しています。特に金融リスクや規制対応、顧客管理などにおいて、豊富な経験を活かしています。

コンサルティング事業では、DXに関する企画・戦略からプロジェクト実行、ビジネス変革までを支援しています。ITリテラシー教育やデジタル人材育成の支援、技術アドバイザリー業務も行っています。

undefinedは、デジタル革新推進事業、ビッグデータ分析事業、システム基盤事業を成長戦略の中核に据えています。これらの事業は、主要顧客との長期的な信頼関係を基盤に、引き続き高い需要が見込まれています。特に、デジタルトランスフォーメーション（DX）の重要性が増す中で、同社はDX市場の拡大を見据えた戦略を展開しています。

同社の中期経営計画（2025年5月期～2027年5月期）では、組織改革と提案力の強化、社会課題解決に向けたビジネス創出を重視しています。具体的には、事業基盤の強化、新たな顧客獲得による事業規模拡大、ソリューションの拡充による市場拡大を3つのコア成長戦略として掲げています。これにより、顧客の企業価値向上を目指し、主体的な提案活動を通じて顧客接点を拡大します。

さらに、同社は社会課題を起点としたビジネス創出を強化成長戦略として位置付けています。これには、社会課題ソリューションの開発ノウハウの蓄積や、地方自治体との顧客接点開拓、ソーシャルビジネスの創出と展開が含まれます。また、コンサルティング事業の営業力強化や、社会課題解決のためのコンサルティング手法の確立も進めています。

このように、undefinedはデジタル技術を駆使し、顧客企業と社会の発展に貢献することを目指しています。2030年をターゲットに、「人を想う」事業やサービスを通じて社会的課題を解決し、人や社会、未来に貢献する企業グループの実現を目指しています。