日本冶金工業【5480】 プライム(内国株式)

ステンレス鋼板、耐熱鋼、高ニッケル合金鋼の鋼板、鍛鋼品、ステンレス建材、ステンレス鋼管、ステンレス加工品の製造・加工・販売。

日本冶金工業【5480】 プライム(内国株式)

ステンレス鋼板、耐熱鋼、高ニッケル合金鋼の鋼板、鍛鋼品、ステンレス建材、ステンレス鋼管、ステンレス加工品の製造・加工・販売。

事業内容

日本冶金工業は、ステンレス鋼板及びその加工品を中心とした事業を展開しています。2023年3月末現在、同社は子会社18社及び関連会社2社を含む企業集団を形成しており、ステンレス鋼、耐熱鋼、高ニッケル合金鋼の鋼板、鍛鋼品、ステンレス建材、ステンレス鋼管、ステンレス加工品などの製造、加工、販売を手掛けています。

同社グループには、製造・販売を行うナストーア株式会社、ナス鋼帯株式会社、ナスエンジニアリング株式会社、ナステック株式会社、宮津海陸運輸株式会社、NAS TOA(THAILAND)CO., LTD.があります。また、加工・販売を担うナス物産株式会社、クリーンメタル株式会社も同グループの一員です。

2022年4月1日には、ナスクリエート株式会社が日本冶金工業を存続会社とする吸収合併により解散しており、これにより同社の事業体制がさらに強化されました。日本冶金工業の事業内容とそのグループ構成は、事業系統図によっても示されており、同社の事業の広がりと深さを物語っています。

経営方針

日本冶金工業は、2023年度を初年度とする3か年の中期経営計画「中期経営計画2023」を策定し、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。この計画では、製品と原料の多様化を追求し、ニッケル高合金・ステンレス市場におけるトップサプライヤーとして地球の未来に貢献することを目指しています。具体的な基本戦略として、高度化する市場ニーズに応える産業素材の開発・提供、技術の優位性を高める効率的な生産体制の構築、そして持続可能な経営基盤の確立が挙げられます。

同社は、成長分野への高機能材の拡販、中国合弁会社を主軸としたアライアンスの深化・拡大、輸入材との差別化領域の拡大を通じて収益基盤の安定化を図ります。また、多様な高機能材の増産を実現する製造技術の開発・確立、新設設備の最大能力発揮と既存設備の強化、カーボンニュートラルに資する将来の製造技術の優位性確保、原料調達の多様化によるコスト競争力の強化に取り組みます。

さらに、中長期的な視点での人的資本・研究開発・設備投資計画の立案・実行、DX推進による経営リソースの効率的活用、財務基盤の強化、グループ経営プラットフォームの共通化による経営基盤強化を主要施策として掲げています。これらの施策を通じて、日本冶金工業は中長期的な企業価値向上に向けて財務基盤の強化と収益力向上に取り組んでいく方針です。