紀文食品【2933】 プライム(内国株式)

水産練り製品、惣菜、水産珍味の製造販売、食品の仕入販売、ロジスティクス、生産設備リース、飲食、広告宣伝、オフィスサービス、保険代理業、食品安全衛生検査受託。

紀文食品【2933】 プライム(内国株式)

水産練り製品、惣菜、水産珍味の製造販売、食品の仕入販売、ロジスティクス、生産設備リース、飲食、広告宣伝、オフィスサービス、保険代理業、食品安全衛生検査受託。

事業内容

紀文食品は、国内外で多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントは、国内食品事業、海外食品事業、および食品関連事業の3つです。

国内食品事業では、水産練り製品、惣菜、水産珍味などの製造販売を行っており、蒲鉾、カニカマ、竹輪、はんぺん、伊達巻、さつま揚げなどが主な製品です。また、中華惣菜や糖質0g麺などの麺状製品、玉子加工惣菜も手掛けています。これらの製品は、恵庭工場や東京工場など、同社および子会社の工場で製造され、日本全国に供給されています。

海外食品事業では、カニカマを中心とした水産練り製品の製造販売を行っており、これらの製品は北中米、アジア、オセアニア、欧州に供給されています。また、すり身や魚介類、穀物などの輸出入も行っており、特にすり身はアラスカ産を調達し、日本やアジアの生産地に供給しています。

食品関連事業では、紀文フレッシュシステムがロジスティクス事業を担当しており、チルド食品の国内物流を中心に、3PLビジネスや共同配送事業を展開しています。また、情報システム事業も手掛け、物流センターのネットワークを通じて国内取引先への確実な配送を支えています。その他、生産設備のリース事業や飲食事業、広告宣伝事業なども行っています。

これらの事業を通じて、紀文食品は食品製造販売のみならず、その周辺事業にも幅広く関わり、国内外で事業を展開しています。

経営方針

紀文食品は、革新と挑戦と夢を経営理念に掲げ、食を通じてお客様の明るく健康な生活に貢献することを目指しています。同社は、タンパク加工技術と品質衛生管理技術の融合により、おいしさと楽しさを提供し、お客様の満足度を向上させることに注力しています。また、食に関する幅広い事業展開を通じて、社会の発展と豊かなライフスタイルの確立に貢献し、グローバルな企業グループを目指しています。

中期経営計画2023では、「持続的成長サイクルの確立」を基本戦略としており、成長性と収益性の基盤づくりに取り組んでいます。国内食品事業では、健康志向や簡便性を重視した商品ラインアップの充実や、SNSを活用したプロモーション、小売店での店頭演出の強化などにより、着実な成長を目指しています。海外食品事業では、和食・水産練り製品を通じた現地食文化への浸透や、健康志向ニーズに対応した商品展開、新規市場開拓に力を入れています。食品関連事業では、ITと物流の高度な連動を強化し、高品質かつ環境負荷に配慮したチルド物流サービスを推進しています。

経営効率の改善にも注力し、トータルコストの見直しや生産効率の改善、新規原材料の開発などにより、コスト競争力のある強靭な企業体質を目指しています。また、将来の成長に向けた研究開発や、気候変動問題への対応など、サステナビリティに関する課題にも積極的に取り組んでいます。

紀文食品は、これらの戦略を通じて、国内外での事業拡大と持続可能な成長を目指しています。