大同特殊鋼【5471】 プライム(内国株式)

特殊鋼鋼材の製造・販売、ステンレス製品の製造・販売、希土類磁石の製造・販売、自動車部品・産業機械部品の製造・販売、鉄鋼設備・環境設備の製造・販売、不動産事業・保険業務・グループ福利厚生関連事業を手がける総合素材メーカー。

大同特殊鋼【5471】 プライム(内国株式)

特殊鋼鋼材の製造・販売、ステンレス製品の製造・販売、希土類磁石の製造・販売、自動車部品・産業機械部品の製造・販売、鉄鋼設備・環境設備の製造・販売、不動産事業・保険業務・グループ福利厚生関連事業を手がける総合素材メーカー。

事業内容

大同特殊鋼は、特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービスの5つのセグメントで事業を展開しています。

特殊鋼鋼材セグメントでは、同社が特殊鋼鋼材の製造・販売を行うほか、DAIDO DMS (THAILAND) CO.,LTD.や大同DMソリューション㈱などの子会社が特殊鋼鋼材の流通や二次加工品の製造・販売を手がけています。また、大同興業㈱が特殊鋼鋼材の流通機能を担っています。

機能材料・磁性材料セグメントでは、同社がステンレス製品や高合金製品、電気・電子部品用材料、チタン製品などの製造・販売を行っています。子会社の日本精線㈱やTHAI SEISEN CO.,LTD.などがステンレス製品の二次加工品を製造・販売しており、㈱ダイドー電子や大同電工(蘇州)有限公司などが希土類磁石の製造・販売を手がけています。

自動車部品・産業機械部品セグメントでは、同社や子会社のDaido Steel (Thailand) Co.,Ltd.、日本鍛工㈱などが型鍛造品の製造・販売を行っています。また、㈱大同キャスティングスが鋳鋼品や精密鋳造品の製造・販売を、フジオーゼックス㈱がエンジンバルブの製造・販売を手がけています。

エンジニアリングセグメントでは、同社が鉄鋼設備や環境設備の製造・販売を行い、大同マシナリー㈱が各種機械の製造・販売や設備メンテナンス、土木建設事業を手がけています。

流通・サービスセグメントでは、㈲タカクラ・ファンディング・コーポレーションを営業者とする匿名組合や㈱大同ライフサービスが不動産事業や保険業務、グループの福利厚生関連事業を行っています。また、大同特殊鋼(上海)有限公司やDaido Kogyo (Thailand) Co.,Ltd.などが当社グループ製品の輸出入業務を担っています。

経営方針

大同特殊鋼は、2023年度を最終年度とする「大同特殊鋼グループ2023中期経営計画」に基づき、以下の成長戦略を推進しています。

1. 成長分野のビジネス拡大

CASE(自動車)、半導体関連製品、グリーンエネルギー分野の需要を捕捉するため、高周速対応減速機用歯車や高耐食材料の開発、水素関連製品の実用化などに取り組んでいます。

2. 事業体質の強靭化

適正マージンの確保、生産性向上やコスト削減、低収益事業の選択と集中などにより、事業基盤の強化を図っています。

3. 海外展開の拡大

中国や東南アジアでの高機能ステンレス鋼、高合金、工具鋼の販売拡大、北米での自動車・エネルギー産業向け部品の収益拡大に注力しています。

4. ESG経営の推進

CO2排出量削減目標の設定、人権尊重の風土醸成、コーポレートガバナンスの強化など、持続的な企業価値向上に向けたESG経営を推進しています。

これらの施策を通じて、2023年度の営業利益400億円以上、ROE8.0%の達成を目指しています。また、中長期的には「高機能特殊鋼を極め、グリーン社会の実現に貢献する」ことを目指しています。