Unity Software【U】 沿革 NYSE

ゲーム開発エンジン「Unity(ユニティ)」を提供。iOSからAndroid、Nintendo Switchなど多くのプラットフォームに対応し、企業から個人まで幅広い開発者が利用している。 2000年代初頭に初代CEOのデビッド・ヘルガソン(David Helgason)ら三人のメンバーがデンマークのコペンハーゲンで創業。当初はゲームタイトルの開発を目指したが、2004年よりゲーム開発エンジンの提供へと事業を転換した。 2009年にはセコイア・キャピタルより550万ドルの資金を調達。米国サンフランシスコをはじめ、世界規模での拠点展開も進めた。2014年にヘルガソンが退任し、元エレクトロニック・アーツCEOのジョン・リッチティエッロ(John Riccitiello)が経営を率いている。 ゲームを筆頭に、3Dコンテンツを開発するためのソリューション提供が軸。Unityを利用するアプリの月間ダウンロード数は50億件、モバイルゲームの上位1,000アプリのうち71%はUnityで開発されていると[いう](https://unity.com/our-company)。今後は「メタバース」を実現させるための土台としても訴求する。 2020年にはニューヨーク証券取引所に株式を上場。取引初日の株価は31%以上も上昇するなど、市場の注目を集めた。時価総額は一時600億ドル前後にまで高騰したが、市況全体の低迷に伴い、現在は324億ドルまで半減している。(更新日:2021年1月25日)

Unity Software【U】 沿革 NYSE

ゲーム開発エンジン「Unity(ユニティ)」を提供。iOSからAndroid、Nintendo Switchなど多くのプラットフォームに対応し、企業から個人まで幅広い開発者が利用している。 2000年代初頭に初代CEOのデビッド・ヘルガソン(David Helgason)ら三人のメンバーがデンマークのコペンハーゲンで創業。当初はゲームタイトルの開発を目指したが、2004年よりゲーム開発エンジンの提供へと事業を転換した。 2009年にはセコイア・キャピタルより550万ドルの資金を調達。米国サンフランシスコをはじめ、世界規模での拠点展開も進めた。2014年にヘルガソンが退任し、元エレクトロニック・アーツCEOのジョン・リッチティエッロ(John Riccitiello)が経営を率いている。 ゲームを筆頭に、3Dコンテンツを開発するためのソリューション提供が軸。Unityを利用するアプリの月間ダウンロード数は50億件、モバイルゲームの上位1,000アプリのうち71%はUnityで開発されていると[いう](https://unity.com/our-company)。今後は「メタバース」を実現させるための土台としても訴求する。 2020年にはニューヨーク証券取引所に株式を上場。取引初日の株価は31%以上も上昇するなど、市場の注目を集めた。時価総額は一時600億ドル前後にまで高騰したが、市況全体の低迷に伴い、現在は324億ドルまで半減している。(更新日:2021年1月25日)

今回ご紹介するのは、ゲーム開発エンジン「Unity」の歴史だ。3Dゲームが当たり前の存在となる中、Unityが極めて重要なプラットフォームであるのはもはや言うまでもない事実である。

同社によると、2020年時点でモバイルゲーム上位1,000件のうち実に71%がUnityを使って開発されていた。Unityを使って運営されるサービスの月間アクティブユーザー数は25億人にのぼる。

直近ではFacebookが「Meta Platforms」へと社名を変更するなど、「メタバース」実現の機運も高まっている。そのために必要なのが3Dコンテンツを開発する技術であり、Unityはその土台を提供する企業の一つだ。

CEOを務めるジョン・リッチティエッロ(John Riccitiello)はUnityが「メタバースを創造するための土台となるツールセット」であることに言及。新たな大波に乗ろうという姿勢を自ら示している。

今回の記事では、Unityという企業がどのように始まり、発展してきたかについて紐解く。

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