今回ご紹介するのは、ゲーム開発エンジン「Unity」の歴史だ。3Dゲームが当たり前の存在となる中、Unityが極めて重要なプラットフォームであるのはもはや言うまでもない事実である。
同社によると、2020年時点でモバイルゲーム上位1,000件のうち実に71%がUnityを使って開発されていた。Unityを使って運営されるサービスの月間アクティブユーザー数は25億人にのぼる。
直近ではFacebookが「Meta Platforms」へと社名を変更するなど、「メタバース」実現の機運も高まっている。そのために必要なのが3Dコンテンツを開発する技術であり、Unityはその土台を提供する企業の一つだ。
CEOを務めるジョン・リッチティエッロ(John Riccitiello)はUnityが「メタバースを創造するための土台となるツールセット」であることに言及。新たな大波に乗ろうという姿勢を自ら示している。
今回の記事では、Unityという企業がどのように始まり、発展してきたかについて紐解く。