ヤプリ【4168】 グロース(内国株式)

プログラミング不要でネイティブアプリを開発、運用できる「Yappli」を提供、店舗集客支援や営業DXなど多岐にわたるソリューション展開。

ヤプリ【4168】 グロース(内国株式)

プログラミング不要でネイティブアプリを開発、運用できる「Yappli」を提供、店舗集客支援や営業DXなど多岐にわたるソリューション展開。

事業内容

ヤプリは、「Mobile Tech for All~デジタルを簡単に、社会を便利に~」をミッションに掲げ、プログラミング知識がなくてもノーコードでネイティブアプリを開発・運用できるクラウド型のアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の企画・開発・販売を手掛けています。同社の事業はアプリ運営プラットフォーム事業の単一セグメントで構成されており、40種類以上の充実した機能を搭載しています。

Yappliの主な収入源は、導入時の初期制作サポートによる「初期制作収入」と、プラットフォームの利用料及び保守運営料から成る「月額利用料」です。料金体系は、初期制作収入が280万円から360万円、月額利用料のベース利用料金が30万円、オプション料金が1機能あたり10万円からとなっています。

ヤプリの提供するYappliは、ノーコードでありながら、スクラッチ開発に見劣りしない機能性と利便性で顧客企業から高い評価を受けています。2022年12月末時点での契約アプリ数は783、累計アプリダウンロード数は約1億3,897万5千ダウンロードに達し、月額利用料は約3億3,204万9千円となりました。また、月次解約率は1%未満を継続し、Net Revenue Retention Rateは100%以上を記録しています。

同社は、従来のアプリ開発における課題を解決するため、SaaS型のアプリ開発プラットフォームを提供しています。Yappliを利用することで、顧客企業はアプリ開発技術がなくても、直感的な操作でiOSとAndroidのネイティブアプリの開発・運用が可能となります。また、ヤプリは、マーケティング、ビジネス、メディア・エンタメ、会員向けサポート、自治体DX、学校・教育支援など、産業や業態にとらわれない様々なアプリの活用シーンに対してパッケージ化したソリューションを提供しています。

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経営方針

ヤプリは、デジタル技術を社会全体に広げることを目指し、「Mobile Tech for All~デジタルを簡単に、社会を便利に~」というミッションのもと、プログラミング知識がなくても誰でもネイティブアプリを開発・運用できるクラウド型のアプリ運営プラットフォーム「Yappli」を提供しています。同社は、このプラットフォームを通じて、アプリのテクノロジーを全ての企業に開放することを目指しています。

中長期的な経営戦略として、ヤプリはコア事業であるYappliのシェア拡大、挑戦事業であるYappli CRMの強化、そして新規事業とM&Aを通じた未来事業の模索を掲げています。Yappliのシェア拡大には、既存ソリューションの深耕と新ソリューションの拡大を通じて、売上高の成長を目指します。Yappli CRMは、2021年10月にローンチされたノーコードの顧客管理システムで、アプリと連携しCRMならではの機能を実装できます。同社は、Yappli CRMを第二の柱として位置づけ、本格的な事業展開を進めています。さらに、新規事業とM&Aを通じて、プロダクトロードマップの周辺領域を取り込み、アプリ以外のチャネル開拓を継続的に強化することを目指しています。

ヤプリは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展とIT人材の不足が進む中、ノーコードでネイティブアプリを簡単に開発・運用できるYappliの重要性が高まっていくと考えています。同社は、国内のアプリ開発市場を代替し、デジタルマーケティング領域をより深く開拓することで、国内ソフトウェア市場におけるCX/デジタルマーケティング領域の市場規模約6.5千億円をSAM(Serviceable Available Market)として捉えています。また、将来的には、プロダクトの拡充により国内ソフトウェア市場全体も視野に入れ、約2.5兆円の市場規模をTAM(Total Addressable Market)として選定しています。

このように、ヤプリは、Yappliのシェア拡大、Yappli CRMの強化、新規事業とM&Aを通じた未来事業の模索を中心に、デジタル化を推進し、社会を便利にすることを目指しています。