事業内容
クリーマは、クリエイターエンパワーメント事業を核として展開している企業で、国内外に子会社を持ち、クリエイターとユーザーがオンラインで直接オリジナル作品を売買できるCtoCのハンドメイドマーケットプレイス「Creema」を運営しています。2010年のサービス開始以来、約25万人のクリエイターが参加し、高品質な作品を提供しています。同社は、クリエイターが自身の作品を出品し、ユーザーが購入する際に、決済の仲介を行い、販売手数料を差し引いた残金をクリエイターに入金するビジネスモデルを採用しています。
また、クリーマは大型イベントの開催やエディトリアルショップの運営を通じて、クリエイターに活躍の場を提供し、ユーザーがリアルの場で作品に触れられる機会を創出しています。特に「HandMade In Japan Fes’」は、日本最大級のクリエイターの祭典として知られ、数万人の来場者を動員しています。さらに、海外展開として、中国語版「Creema」をリリースし、台湾や香港のユーザーにもサービスを提供しています。
プラットフォームサービスとしては、マーケティング支援や広告サービスを提供し、クリエイターの作品プロモーションを支援しています。これにより、クリエイターは自身の作品を効果的に多くのユーザーに認知させることが可能となり、売上増に貢献しています。
クリーマは、クリエイターの支援に注力し、高品質なコミュニティの構築と独自性・競争優位性を確立しています。これらの取り組みにより、クリエイターとユーザーの間で新しい巨大経済圏を確立し、日本のクラフト文化の創造と牽引に貢献しています。
特集記事
経営方針
クリーマは、クリエイターエンパワーメント事業を核に据え、クリエイターとユーザーが直接オリジナル作品を売買できるハンドメイドマーケットプレイス「Creema」の運営を通じて、クリエイターの活動を多角的に支援しています。同社は、クリエイターの創造的な活動を応援するクラウドファンディングサービスや、レッスン動画を販売するプラットフォームなど、様々なサービスを展開し、クリーマ経済圏の確立とクラフトカルチャーの醸成に力を注いでいます。
経営戦略として、同社はマーケットプレイスサービスの品質向上とプラットフォーム基盤の強化に優先的にリソースを投下し、得た資産を活用して新サービス群にもリソースを投下することで、収益の多角化を図っています。また、登録作品数、アプリダウンロード数、流通総額を経営上の目標達成の客観的な指標としています。
日本のハンドメイドマーケット市場は高い成長率を維持しており、クリーマは市場の成長を牽引するリーダーとしての地位を強化しています。同社は、プラットフォームとしての価値の高まりを収益向上につなげ、サービスの潜在市場規模を拡大しています。
今後もクリーマは、サービス認知度の底上げや新サービスのリリース、デジタルマーケティング領域への投資、UI/UX改善、セキュリティ対策の強化などを通じて、マーケットプレイスサービス・プラットフォームサービスの流通・売上を拡大させるとともに、「Creema経済圏」をさらに拡大していく方針です。これらの施策を連携させ、ユーザー価値の最大化と市場の拡大に取り組んでいます。