事業内容
エーアンドエーマテリアルとそのグループ会社は、建設・建材事業と工業製品・エンジニアリング事業を中心に展開しています。この企業集団は、エーアンドエーマテリアルを含む子会社9社で構成されており、製品の製造、販売、工事の設計、施工を主な事業内容としています。
建設・建材事業では、不燃建築材料の製造、販売、工事の設計、施工を行っています。エーアンドエーマテリアルは、自社製品の製造、販売のほか、子会社であるエーアンドエー茨城、エーアンドエー大阪が製造した製品の仕入れ、販売も手掛けています。また、エーアンドエー工事は、鉄骨耐火被覆工事の設計、施工を行っています。
工業製品・エンジニアリング事業では、不燃紡織品、船舶用資材、防音材、伸縮継手などの各種工業用材料・機器の販売、工業用摩擦材、シール材、保温保冷断熱材の製造、販売を行っています。これらの製品は、エーアンドエーマテリアルが仕入れ、販売するほか、子会社のアスクテクニカ、朝日珪酸工業が製造しています。また、保温、保冷、空調、断熱、防音、耐火工事の設計、施工は、アスク・サンシンエンジニアリング、アスク沖縄が担当しています。
その他の事業として、不動産の賃貸なども行っており、エーアンドエーマテリアルグループは多岐にわたる事業を展開していることがわかります。
経営方針
エーアンドエーマテリアルは、建設・建材事業と工業製品・エンジニアリング事業を軸に、安全で快適な生活環境と社会基盤の充実に貢献することを目指しています。同社は、顧客や市場のニーズに敏感に対応し、新商品や新事業の研究・開発に注力しています。また、技術力の向上と管理手法の改善によるコスト削減を図り、収益性の向上と持続的な発展を目指しています。法令遵守、企業統治の強化、環境保全への配慮など、社会的責任を果たすことも重視しています。
中長期的な経営戦略として、エーアンドエーマテリアルは「サステナビリティ方針」を制定し、環境への配慮、社会との共生、ガバナンスの強化を推進しています。2023年度を最終年度とする中期経営計画では、事業とESGへの取り組みを一体化し、業績回復と持続的成長を目指しています。さらに、2033年度に向けた長期経営構想「Vision2033」を策定し、サステナビリティ課題への取り組みと成長戦略を相乗的に推進しています。
建設・建材事業では、高機能製品や新製品の開発、海外販路の拡大に注力しています。工業製品・エンジニアリング事業では、環境規制に対応した製品や技術の開発に取り組んでおり、特に鳥インフルエンザ防疫用の散布型除菌剤「ヨドックス粒」の販路開拓を優先しています。これらの戦略を通じて、エーアンドエーマテリアルは事業の拡大と企業価値の向上を目指しています。