事業内容
フジミインコーポレーテッド及びその子会社6社は、研磨材等の製造販売業を主軸に事業を展開しています。同社グループは、地域別に日本、北米、アジア、欧州において事業を行っており、それぞれの地域で子会社を有しています。
日本ではフジミインコーポレーテッドが中心となり、北米ではFUJIMI CORPORATIONが、アジアではFUJIMI-MICRO TECHNOLOGY SDN. BHD.、臺灣福吉米股份有限公司(FUJIMI TAIWAN LIMITED)、深圳福吉米科技有限公司(FUJIMI SHENZHEN TECHNOLOGY CO., LTD.)が、そして欧州ではFUJIMI EUROPE GmbHがそれぞれ子会社として活動しています。
これらの子会社は、研磨材の製造及び販売を主な事業内容としており、フジミインコーポレーテッドはこれらの製品の販売も手掛けています。ただし、深圳福吉米科技有限公司は販売支援を事業活動としており、フェニックス投資事業有限責任組合はベンチャーキャピタルとしての役割を担っているため、事業系統図には記載されていません。
以上のように、フジミインコーポレーテッドグループは、研磨材の製造販売を核とした事業を、国内外の複数の地域で展開していることがわかります。
経営方針
フジミインコーポレーテッドは、パウダー&サーフェス分野で世界最高技術を提供し、「エクセレントカンパニー」を目指すという明確な経営方針を掲げています。同社は、高度産業社会の期待に応える新技術の開発、地球環境への配慮、および人々の快適な生活の創造に貢献することを企業使命としています。経営姿勢としては、お客様目線での独自ソリューションの提案、働きがいと働きやすさの追求、積極果敢なチャレンジと変革、技術と経営の質の向上、法令遵守とステークホルダーの信頼応答を挙げています。
経営戦略として、同社はパウダー&サーフェス分野において、お客様のニーズに迅速かつ正確に対応するため、先進技術と最高の品質を継続的に提供し、ニッチ市場でのトップシェア獲得を目指しています。また、半導体市場の需要増加に対応するため、国内外での段階的な設備投資、次世代製品開発、品質保証のレベルアップ、事業継続力の強化を企業価値向上のための課題としています。
新中長期経営計画(2024年3月期~2029年3月期)では、既存事業の拡大と新規事業の創出を通じて、パウダー&サーフェスカンパニーへの進化を目指し、持続可能な社会の実現への貢献を基本方針としています。重要施策として、新規事業の創出、半導体関連事業の基盤強化、コア技術の発展と新技術の開発、組織と人材の育成、サステナビリティ経営の実践が挙げられています。
フジミインコーポレーテッドは、技術革新と市場ニーズの変化に対応するため、研究開発とグローバルな製品供給体制の拡充に注力し、人材投資やESGに関する取り組みを積極的に推進しています。これらの戦略により、同社は業界内での競争力を高め、長期的な成長と企業価値の向上を目指しています。