事業内容
Mipoxグループは、Mipox株式会社を中心に、連結子会社7社及び非連結子会社1社で構成されています。同社グループは、製品事業と受託事業の2つの主要な業務を展開しています。製品事業では、研磨フィルム、液体研磨剤、研磨装置、研磨関連製品の製造販売を行っており、受託事業では、受託塗布製造、受託コンバーティング、受託研磨加工などを手掛けています。
同社グループは、日本、マレーシア、中国、その他の地域において事業を展開しています。日本では、Mipox株式会社が中心となり、上記の製品事業と受託事業を行っています。マレーシアでは、MIPOX Malaysia Sdn. Bhd.が研磨フィルム、液体研磨剤、研磨関連製品の製造販売を担当しており、中国では、MIPOX (Shanghai) Trading Co., Ltd.が同様の製品事業を展開しています。
その他の地域では、MIPOX International CorporationとMIPOX Abrasives India Pvt. Ltd.が、情報提供や営業支援、研磨フィルム、液体研磨剤、研磨関連製品の販売を行っています。これらの事業を通じて、Mipoxグループは、研磨技術に関連する幅広い製品とサービスを提供し、多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
Mipoxは、その経営基本方針として「エンジニアリングアプローチによる製品事業の付加価値向上」「受託事業からエンジニアリングサービス事業への転換」「早い変化と多様性に対応できる経営基盤の整備」を掲げています。これらの方針は、同社のコア技術である「塗る・切る・磨く」の3つの領域を通じて、高い付加価値を持つ製品やサービスの提供を目指すものです。
Mipoxは、精密分野と一般研磨分野の両方で、顧客に対する付加価値の高い製品を提供するために、積極的な研究開発と新事業への取り組みを進めています。また、単なる受託業から脱却し、顧客の成功を支えるエンジニアリングパートナーとして、より迅速かつ包括的なサービス提供を目指しています。
経営基盤の強化に関しては、IT投資の積極化や多様性を尊重した働き方の推進、人材育成に力を入れています。これにより、迅速な変化と多様性に対応できる組織を目指しています。
中長期的な経営戦略として、Mipoxは2026年3月期の創立100周年に向けて、MipoxWayに基づく事業活動を多角的かつ積極的に進め、安定的かつ継続的な成長を目指しています。具体的には、より付加価値の高い製品・サービスの提供、経営基盤の強化、スマートファクトリー化の加速、カスタマーエクスペリエンス(CX)を軸とした多様化するニーズへの対応など、幅広い取り組みを推進しています。これらの戦略を通じて、Mipoxは将来の安定利益の実現を目指しています。