ヨータイ【5357】 プライム(内国株式)

耐火物の製造販売と築炉工事(エンジニアリング)を主事業とし、鉄鋼業や化学工業向けの基礎資材を提供。

ヨータイ【5357】 プライム(内国株式)

耐火物の製造販売と築炉工事(エンジニアリング)を主事業とし、鉄鋼業や化学工業向けの基礎資材を提供。

事業内容

ヨータイ及びその連結子会社である営口新窯耐耐火材料有限公司は、耐火物の製造販売とそれに関連するエンジニアリングサービスを提供する事業を展開しています。ヨータイグループは、鉄鋼業、化学工業、セメント、ガラス産業など高熱を必要とする産業に不可欠な耐火物を供給しており、その専門メーカーとしての地位を築いています。

事業セグメントは主に「耐火物等」と「エンジニアリング」の二つに分かれています。「耐火物等」セグメントでは、鉄鋼用、非鉄金属用、セメント用、ガラス用、その他窯業用及び環境装置関係炉用の耐火れんがや不定形耐火物など、多岐にわたる製品を製造販売しています。これらの製品は、塩基性れんが、高アルミナ質れんが、粘土質れんが、珪石れんが等の各種耐火れんがを含みます。

一方、「エンジニアリング」セグメントでは、耐火物を使用する各種工業用窯炉や環境設備の設計・施工を手掛けています。これには、必要に応じたメンテナンス工事も含まれます。ヨータイグループは、これらの事業を通じて、高熱産業の基盤を支える重要な役割を担っています。

経営方針

ヨータイは、耐火物の製造販売とそれに関連するエンジニアリングサービスを提供する事業を展開しており、鉄鋼業、化学工業、セメント、ガラス産業など高熱を必要とする産業に不可欠な耐火物を供給しています。同社グループは、長年にわたる耐火物製造技術の歴史と経験を継承しつつ、独自の技術を活かして新しい技術と製品を創出し、顧客満足度の向上と社会への貢献を目指しています。

経営戦略として、ヨータイは収益力の維持とESG経営の推進を通じて、財務価値と非財務価値の両方を高め、持続的に企業価値を向上させることを目指しています。これを実現するために、売上高経常利益率と自己資本利益率(ROE)を重要な指標として掲げ、収益力の強化と企業価値の向上に努めています。

中長期的な経営戦略として、ヨータイは製品・サービスの質の向上による売上拡大、低コスト・安定供給体制の強化、新たな収益源の育成、そしてESGの推進による経営基盤の構築を進めています。これらの取り組みを通じて、耐火物市場の成熟、人口構成の変化、テクノロジーの急速な発達、持続可能な社会への貢献など、不確実性が高まる環境の中で企業価値を向上し続けることを目指しています。

対処すべき課題としては、製品・サービスの提供による他社との差別化、質の高い製品・サービス提供を支えるスタッフの増員と育成、持続的なコスト・安定供給体制の構築、AI・IoT・ICT技術の活用による合理化・効率化の加速、カーボンニュートラルへの対応、ESG経営の推進による経営基盤強化・リスク対応強化などが挙げられます。これらの課題に対応しながら、ヨータイは高い収益力と財務健全性の維持を図り、さらなる業績向上に努めていく方針です。