ダントーホールディングス【5337】 スタンダード(内国株式)

建設用陶磁器の製造・販売・施工、不動産アセット・マネジメントと投資アドバイザリー、米国での住宅ローン提供。

ダントーホールディングス【5337】 スタンダード(内国株式)

建設用陶磁器の製造・販売・施工、不動産アセット・マネジメントと投資アドバイザリー、米国での住宅ローン提供。

事業内容

ダントーホールディングスとそのグループ企業(子会社8社及び持分法適用関連会社1社)は、複数の事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、タイル関連事業、不動産事業、住宅金融事業が含まれます。

タイル関連事業では、建設用陶磁器とその関連製品の製造、販売、施工を手掛けています。このセグメントには、株式会社Danto Tile、合同会社ELEMUS、ダントーテクノロジーズ株式会社、西日本ダントー株式会社、株式会社日本高分子材料研究所が含まれます。

不動産事業では、不動産アセット・マネジメント業務、投資アドバイザリー業務、および遊休工場用地等の賃貸を行っています。このセグメントには、ダントーホールディングス自身、Danto USA Inc.、タッチストーン・キャピタル・マネージメント株式会社が関与しています。

住宅金融事業は、米国における住宅ローンの提供を中心としたマルチソリューションプラットフォーム事業です。この事業には、Danto Investment Management, Inc.及びSRE Technologies Inc.が関わっています。

さらに、ダントーホールディングスは投資運用事業も展開しており、このセグメントにはダントーホールディングス自身と株式会社Danto Tileが含まれます。

これらの事業を通じて、ダントーホールディングスグループは多岐にわたる分野で事業を展開し、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

ダントーホールディングスは、長い歴史を持つタイル製造の伝統に基づき、環境に優しい製品作りと顧客満足を追求する企業理念を掲げています。同社は、人と地球に優しい製品作りと、顧客の立場に立った自信の持てる製品を提供することを目指しています。また、快適な生活空間の提案とタイルに関するトータルサービスの提供を通じて、社会に貢献し続けることを目標としています。

経営指標としては、営業利益や経常利益などの損益項目に注目し、継続的な利益を生み出す企業体質の確立を目指しています。中長期的な経営戦略として、2023年度には機能性タイル生産設備や不燃発泡スチロール生産設備の建設を実施し、新素材の試験、研究、開発を進め、2024年度の商品化を目指しています。また、価格体系の見直しや指定力向上、高付加価値商品の拡販に取り組み、環境に配慮した商品開発やSDGsへの取り組みを進めることで、ブランドイメージの向上と製品認知活動を推進しています。

さらに、営業部門の指定力向上に向けた組織改革や高利益商品への主力販売品転換、販売価格・運賃の見直しを実施し、収益効率の向上を図っています。攻略ターゲットをマンション物件中心から商業施設や官公庁などの非住宅分野へ拡大し、売上・シェア・利益の向上を目指しています。

不動産事業では、良質な不動産の取得競争が継続する中、運用資産残高の着実な積み上げと安定的な収益の確保を目指しています。また、連結子会社ダントーテクノロジーズ株式会社は、国内外向けの設備、機器の販売を計画しており、これが2023年後半から実現する見込みです。

ダントーホールディングスは、これらの戦略を通じて、厳しい経済環境の中でも成長を目指し、多岐にわたる事業領域でのサービス提供を強化しています。