旭コンクリート工業【5268】 スタンダード(内国株式)

コンクリート二次製品(ヒューム管、ボックスカルバート等)の製造販売、諸工事の請負、不動産賃貸事業を展開。

旭コンクリート工業【5268】 スタンダード(内国株式)

コンクリート二次製品(ヒューム管、ボックスカルバート等)の製造販売、諸工事の請負、不動産賃貸事業を展開。

事業内容

旭コンクリート工業は、コンクリート関連事業と不動産事業の二つの主要な事業セグメントを持っています。コンクリート関連事業では、コンクリート二次製品の製造販売及びそれに関連する諸工事の請負を行っており、具体的にはヒューム管、ボックスカルバート、コネクトホール、共同溝、電線共同溝、テールアルメ、ホームガレージ、耐震性防火水槽、雨水貯溜槽などの製品を提供しています。これらの製品は、インフラ整備や建設プロジェクトに不可欠な要素であり、旭コンクリート工業はこれらの製品の敷設工事も手掛けています。

また、同社は工事用資材やコンクリート製品に装着する資材等の仕入れ及び販売も行っており、コンクリート関連事業をトータルでサポートしています。これに加え、不動産事業として、同社が保有するマンション等の賃貸事業を展開しています。これにより、旭コンクリート工業は建設資材の提供から不動産の管理まで、幅広いニーズに応える事業構造を築いています。

旭コンクリート工業は、日本ヒューム株式会社との関係会社を通じてコンクリート関連事業への販売・仕入を強化しており、また、主要株主である太平洋セメント株式会社からセメント等の原材料を仕入れることで、製品の品質と供給の安定性を確保しています。これらの戦略により、同社はコンクリート関連事業における競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

旭コンクリート工業は、社会基盤整備に貢献するコンクリート二次製品の製造・販売を核とした事業展開を行っています。同社は「信用第一」を社是とし、公共事業を主体に国土保全や強靭化に留意した事業活動を推進しています。また、CSRを重視し、社会に貢献する企業風土の確立と安定成長を目指しています。

中長期的な経営戦略として、旭コンクリート工業は新型コロナウイルス感染症の影響や国際情勢による経済活動への不透明感に対応しつつ、技術開発と市場開拓に注力しています。具体的には、新製品・新工法の開発と実用化、既存製品の品質向上と効率化を目指し、研究と技術開発に取り組んでいます。営業部門では、顧客ニーズに迅速かつ的確に応える体制を構築し、受注活動を強化しています。製造部門では、設備更新計画を策定し、品質向上と原価低減に努めています。

さらに、次代を担う中核人材の多様性の確保と育成、職場環境の改善にも注力しています。これらの戦略を通じて、旭コンクリート工業は持続可能な成長を目指し、社会資本整備への貢献を続けています。