事業内容
ノザワ及びその連結子会社3社は、建築材料関連事業を中心に展開しています。このセグメントでは、製品の製造、販売、工事の請負、設計、監理などを手がけており、これに付随するサービス業務も提供しています。ノザワ自身が製造し販売するほか、ノザワ商事(連結子会社)と野澤貿易(上海)有限公司(連結子会社)が販売を行っています。ノザワ商事は、ノザワが使用する副資材の一部を納入しており、また、ノザワ及びノザワ商事は、ノザワ製品を用いた設計や施工も手掛けています。
その他の事業として、ノザワは不動産の賃貸業を行っており、ノザワトレーディング(連結子会社)は損害保険及び生命保険の代理店業務を展開しています。これらの事業は、建築材料関連事業以外でノザワグループが手がける重要な業務の一部を形成しています。
なお、2022年9月5日の取締役会において、野澤貿易(上海)有限公司の解散が決議されています。これは、グループの事業戦略の見直しや効率化の一環と考えられます。ノザワグループは、建築材料関連事業を核としつつ、多角的な事業展開を通じて、さまざまなニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
ノザワは、建築材料関連事業を中心に、不動産賃貸業や保険代理店業務など多角的な事業を展開している企業です。同社は、創意に満ちた新商品の開発と居住空間の創造を通じて、21世紀をリードする企業集団を目指しています。その経営方針の下、技術力を背景に品質、納期、コストの優位性を追求し、環境保全を重視した次世代事業の模索に励んでいます。
中期経営計画では、2027年の創業130周年に向けて、経営基盤の強化と事業のさらなる発展を目指しています。具体的には、全社三大戦略(体質強化戦略、収益拡大戦略、飛躍成長戦略)を展開し、全領域での差別化を推進しています。2026年3月期には売上高経常利益率12%以上を目標として掲げており、この目標達成に向けて、独自の高付加価値商品の積極的・戦略的な営業展開を進めています。
また、新型コロナウイルス感染症の影響や国内外の経済環境の不確実性が高まる中、ノザワは質・量ともに顧客満足を追求する製品の安定供給を最重要課題として取り組んでいます。ESGに関する課題に対しても、脱炭素社会の実現に向けた取り組みや地域貢献活動、職場環境整備、コンプライアンスの強化など、企業の社会的責任を果たすための活動を推進しています。
このように、ノザワは技術力の向上と環境への配慮を軸に、差別化された商品とサービスの提供を通じて、持続可能な成長を目指しています。