事業内容
カーブスホールディングスとそのグループ会社は、女性専用の30分フィットネスクラブ「カーブス」の運営を主軸に事業を展開しています。同社は純粋持株会社として、経営管理を行い、国内外でのカーブス事業を支える8つの連結子会社を有しています。
国内では、株式会社カーブスジャパンがフランチャイズ本部として機能し、フランチャイズ加盟事業者への経営指導や事業運営に必要なシステムの導入、ノウハウ、機材、商品の提供などを行っています。2023年8月末時点で、1,962店舗、会員数77.7万人を抱えるフランチャイズチェーンを管理し、直営7店舗を運営しています。また、株式会社ハイ・スタンダードは、北海道、東京、千葉、埼玉地区で直営70店舗を展開しており、その中にはメンズカーブス1店舗も含まれます。
海外事業においては、Curves International, Inc.がグローバルフランチャイザーとして、日本を含む世界各国のマスターフランチャイジーに対してロイヤルティ管理や店舗で使用する機器等の販売を行っています。欧州では、Curves Europe B.V.がフランチャイズ本部として機能し、2023年6月末時点で137店舗のフランチャイズチェーンを運営しています。このほか、CFW Operations Europe Limited、Curves International of Spain, S.A.、Curves Operations Italy S.r.l.、KIMOSCAPE(PTY)LTDがフランチャイズ加盟店に対する運営サポート業務を提供しています。
カーブスホールディングスグループは、国内外で女性専用フィットネスクラブのフランチャイズ事業を展開し、健康と美をサポートするサービスを提供しています。
経営方針
カーブスホールディングスは、女性専用の30分フィットネスクラブ「カーブス」を中心に展開する事業を通じて、健康の大切さや運動の重要性を広めることを使命としています。同社グループは、地域密着型の健康インフラとして、人生100年時代における健康寿命延伸に貢献することを目指しています。
中長期的な経営戦略として、同社は顧客満足度の向上とマーケティングの強化による会員数の早期回復と再成長、男性向け運動施設「メンズ・カーブス」を含む新規事業の展開、高機能化を目指した商品開発に取り組んでいます。これらの戦略は、高齢化社会の進展やコロナショックによる健康二次被害の増加といった社会課題への対応を目的としています。
経営指標としては、会員数、総資産経常利益率(ROA)、営業利益成長率に重点を置き、経営資源の有効活用と成長性の持続を図っています。また、シニア層やヤング層をターゲットにしたマーケティング強化や商品開発により、顧客生涯価値(LTV)の向上を目指しています。
国内外での事業展開においては、新規出店やフランチャイズ加盟店のサポート、オンラインフィットネスの提供などを通じて、企業価値の向上と市場の拡大を図っています。2024年8月期の業績見通しでは、売上高340億円(前年比13.2%増)、営業利益47億円(前年比22.0%増)を見込んでおり、成長戦略の成果が期待されています。