横浜ゴム【5101】 プライム(内国株式)

タイヤ事業では乗用車用、トラック・バス用などの各種タイヤ、チューブ、アルミホイールを、国内外で製造・販売。

横浜ゴム【5101】 プライム(内国株式)

タイヤ事業では乗用車用、トラック・バス用などの各種タイヤ、チューブ、アルミホイールを、国内外で製造・販売。

事業内容

横浜ゴムは、タイヤ、MB(マルチプルビジネス)、その他の事業セグメントを持つグローバル企業です。タイヤ事業では、乗用車用、トラック・バス用、小型トラック用、農業機械用、産業車両用、建設車両用、林業機械用の各種タイヤ、チューブ、アルミホイール、自動車関連用品を提供しています。このセグメントには、横浜ゴム本社のほか、愛知タイヤ工業、ヨコハマタイヤリトレッドなどの国内企業と、Yokohama Tire Philippines, Yokohama Tire Manufacturing (Thailand)などの海外企業が含まれます。

MB事業では、コンベヤベルト、各種ホース、防舷材、マリンホース、航空部品などを製造・販売しており、横浜ゴム本社やYokohama Industries Americas Inc.などが主要製造販売会社として位置づけられています。また、横浜ゴムMBジャパンやヨコハマゴム・マリン&エアロスペースなどが主要販売会社として活動しています。

その他の事業セグメントでは、スポーツ用品や情報処理サービスなどを手がけており、㈱プロギアやハマゴムエイコム㈱などの国内企業が含まれます。これらの事業を通じて、横浜ゴムは多岐にわたる製品とサービスを提供し、グローバルな市場での競争力を高めています。

経営方針

横浜ゴムは、2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」を推進しています。この計画では、既存事業の強化と新しい価値の創出を両立させることで、次世代の成長を目指しています。具体的には、タイヤ消費財事業では、高付加価値商品の販売比率の最大化を目標に掲げ、新車装着の拡大や補修市場での販売強化に取り組んでいます。また、タイヤ生産財事業では、CASEやMaaSなどの市場変化に対応し、新たな価値提供を目指しています。これには、コスト低減、サービスのセット提供、DXの推進、商品ラインアップの拡充が含まれます。

さらに、OHT(オフハイウェイタイヤ)事業とTBR(トラック・バス用タイヤ)事業の強化を進め、成長を加速しています。MB事業では、成長性と安定性を高めるために、ホース配管事業と工業資材事業にリソースを集中させています。

経営基盤の強化にも注力しており、人事戦略の変革やESG経営の推進を進めています。カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの目標を設定し、環境に配慮した製品の提供や地域社会への支援活動を強化しています。また、コーポレートガバナンスのさらなる強化と、安心・安全で働きやすい職場作りを目指しています。

これらの取り組みを通じて、横浜ゴムは技術の先端に挑戦し、新しい価値を創り出すことで、幸せと豊かさに貢献することを目指しています。