コスモエネルギーホールディングス【5021】 プライム(内国株式)

持株会社として、原油の自主開発から輸入・精製・貯蔵・販売、石油化学製品製造・販売、風力発電、不動産売買・管理、石油関連施設工事、保険代理店業を展開。

コスモエネルギーホールディングス【5021】 プライム(内国株式)

持株会社として、原油の自主開発から輸入・精製・貯蔵・販売、石油化学製品製造・販売、風力発電、不動産売買・管理、石油関連施設工事、保険代理店業を展開。

事業内容

コスモエネルギーホールディングスは、持株会社として、子会社45社及び関連会社36社を経営管理し、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業内容には、原油の自主開発から輸入、精製、貯蔵、販売までの一連の石油事業が含まれます。具体的には、コスモエネルギー開発株式会社やアブダビ石油株式会社などが原油の開発・生産を行い、COSMO OIL INTERNATIONAL PTE. LTD.が原油・石油製品の輸出入を担当しています。また、コスモ石油株式会社は石油製品の精製を、コスモ石油マーケティング株式会社やコスモ石油販売株式会社などが石油製品の販売を行っています。

さらに、同社グループは石油化学事業も手がけており、コスモ松山石油株式会社やCMアロマ株式会社などが石油化学製品の製造・販売を行っています。再生可能エネルギー事業としては、コスモエコパワー株式会社をはじめとする企業が風力発電事業を展開しています。

その他の事業としては、不動産の売買・管理をコスモ石油株式会社やコスモビジネスアソシエイツ株式会社が、また、コスモエンジニアリング株式会社は石油関連施設の工事を、株式会社コスモトレードアンドサービスは保険代理店業等を手がけています。これらの多岐にわたる事業を通じて、コスモエネルギーホールディングスはエネルギー供給の重要な役割を担っています。

経営方針

コスモエネルギーホールディングスは、エネルギー変革期における中長期ビジョン「Vision 2030」を掲げ、新たな価値創造に向けた成長戦略を推進しています。同社は、「未来を変えるエネルギー、社会を支えるエネルギー、新たな価値を創造する」というスローガンのもと、企業価値の最大化を目指しています。

第7次連結中期経営計画では、「収益力の確保」「成長に向けたNew領域の拡充」「三位一体の資本政策実現」「経営基盤の変革」を基本方針として掲げています。これらの方針に基づき、非財務資本の活用による事業戦略の実現、収益力の向上、資本政策の充実、成長事業の拡大を図り、持続的な企業価値向上に取り組んでいます。

具体的な施策として、グリーン電力サプライチェーンを中心にNew事業への投資を拡大し、2025年度には経常利益1,650億円を目指しています。投資計画では、風力発電事業への投資を中心に、総投資額4,200億円を見込んでおり、New事業への投資が全体の33%を占めます。

また、経営基盤の変革として、HRX(Human Resources Transformation)、DX(Digital Transformation)、GX(Green Transformation)を推進し、エンゲージメント指数の改善、人材育成投資の強化、データ活用コア人材の育成、GHG排出量削減をKPIとして掲げています。

これらの戦略を通じて、コスモエネルギーホールディングスは、エネルギー業界の変革期において、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。