事業内容
ビーピー・カストロールは、高性能かつ高品質なCastrolブランド及びbpブランドの自動車用潤滑油の販売を主たる事業としています。同社は製品開発、原材料調達、マーケティング活動、セールス活動を行っており、製造は国内の協力工場に委託しています。主要な製品にはガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、自動車ギア油、ATF(CVTフルードを含む)、ブレーキフルード、カーケア用品などがあります。
ビーピー・カストロールは、自動車潤滑油市場を乗用車市場、二輪車市場、商業車市場に分類し、特に乗用車市場においては、コンシューマー向け市場とBtoBビジネス向け市場に細分化しています。コンシューマー向けビジネスではカーショップ、ホームセンター、タイヤショップに対する営業を、BtoB向けビジネスでは国内のカーディーラー、輸入車のカーディーラー及び自動車整備工場を中心に営業活動を行っています。
原材料は主に国内で調達していますが、一部の原材料及び製品は、bpグループ(韓国、マレーシア、ドイツ、アメリカ他)から輸入しています。ビーピー・カストロールの事業は、潤滑油の販売及びこれらに付帯する事業の単一セグメントで構成されており、その事業構造はシンプルです。同社グループは、ビーピー・カストロール自身、非連結子会社2社、及び親会社で構成されています。
経営方針
ビーピー・カストロールは、自動車用潤滑油の販売を主事業とし、消費者ニーズに応える差別化された製品とサービスの提供を通じて、長期的な信頼と価値を築くことを目指しています。同社は、安全で活気のある職場環境の提供、利益成長の実現、そして持続可能かつ大規模なビジネスを通じて業界をリードする利益を株主に提供することをミッションとして掲げています。
2022年には、新型コロナウイルス感染症の影響、エネルギー需要の回復、原材料価格の変動、脱炭素社会への移行など、事業環境の急速な変化に対応するための中期経営計画(2022-2026)を策定しました。この計画では、2026年までに売上高12,000百万円、経常利益2,450百万円を目標としています。不確実性が高まる中、全社員が一丸となり、サステナビリティの価値観を共有し、安全かつ効率的な業務を追求することで、持続的な成長を目指します。
ビーピー・カストロールは、成熟した自動車用潤滑油市場において、中期経営計画の下で設定された5つの戦略をもとに、事業ポートフォリオの拡大・再構築を図ります。これには、コアビジネスの強化、ポートフォリオの最適化、新規ビジネス開発、脱炭素化とデジタル化、成長基盤の強化が含まれます。また、SDGsに示された社会課題解決に向けた取り組みを通じて、既存の枠を超えた事業機会の創出や事業成長を目指し、持続的に企業価値を向上させることで、更なる飛躍を目指します。