事業内容
大成ラミックとそのグループ会社(株式会社グリーンパックス、Taisei Lamick USA, Inc.、Taisei Lamick Asia (Malaysia) Sdn. Bhd.)は、食品業界を中心に活動しています。同社は「安全、安心、便利」な社会の実現を目指し、液体包装分野でのノウハウを活かした包装フィルムの開発、製造、販売を行っています。特に、即席麺の液体スープやドレッシング、タレ類などの液体充填用フィルム事業と、粉末・乾燥物やトイレタリー・コスメティック製品用のラミネート汎用品事業が主な事業セグメントです。
また、同社は液体調味料向けの包装システムも提供しており、高機能フィルムと液体粘体の調味料を充填するための液体充填機「DANGAN」シリーズを併販しています。このシリーズには、高速化と再現性を重視したハイエンドモデル「DANGAN G2」や、コストパフォーマンスに優れたミドルレンジモデル「DANGAN ASTRON」があります。さらに、メンテナンス体制の充実やフィールドエンジニアによるアドバイザリーサービス、人材教育支援など、顧客のオペレーションサポートにも力を入れています。
グループ会社では、株式会社グリーンパックスが運送及び保管業務を、Taisei Lamick USA, Inc.が米州地域での販売及び保守サービスを、Taisei Lamick Asia (Malaysia) Sdn. Bhd.がASEAN地域での販売及び保守サービスをそれぞれ担当しています。これにより、大成ラミックグループは国内外で包装フィルムと包装機械の需要に応える体制を整えています。
経営方針
大成ラミックは、液体包装分野における独自の強みを活かし、中長期的な成長戦略を推進しています。同社の経営理念は、「安全、安心、便利」そして「持続可能な社会の実現」を目指すことにあり、液体包装に関するノウハウを提供し続けることで、お客様及び社会に高度な価値と満足を提供することを目標としています。
基本戦略として、同社は液体充填機「DANGAN」シリーズと高機能包装フィルムの提供に加え、液体包装オペレーションに関するアドバイザリー機能や研修を積極的に行っています。これにより、「包装フィルム」「包装機械」「オペレーションサービス」の三位一体のワンストップ提供を実現し、国内唯一の企業としての強みをさらに強化しています。
中長期的な経営戦略では、国内事業においては利益額・利益率の最大化を目指し、海外事業ではグローバルサプライチェーンの最適化とローカルニーズに合わせた戦略を進めています。また、事業領域の拡張として、液体包装ソリューションシステムの開発を推進し、社会的課題への取り組みとして環境対応フィルムの開発やCO2削減への取り組みも進めています。
これらの戦略を通じて、大成ラミックは持続的な成長を目指し、お客様や社会からの要請に応える企業価値の向上を図っています。