事業内容
昭和化学工業株式会社とそのグループ企業(連結子会社3社および持分法適用会社2社を含む)は、珪藻土・パーライト事業を中心に展開しています。同社グループは、この単一セグメントにおいて、様々な製品を製造・販売しています。
濾過助剤に関しては、昭和化学工業自身が製造・販売を行うとともに、連結子会社の白山工業株式会社に一部製造を委託しています。また、連結子会社の北京瑞来特貿易有限公司は、持分法適用会社の白山市長富遠通鉱業有限公司から製品供給を受け、世界各地への販売を担っています。
建材や充填材についても、昭和化学工業が自社で製造・販売する一方で、白山工業株式会社に製造の一部を委託しています。さらに、連結子会社の日昭株式会社は、昭和化学工業の工場で請負契約に基づき製造を行っています。
化成品セグメントでは、昭和化学工業が製品を仕入れての販売を行っており、その他の製品に関しても、自社製造品と仕入れ品の販売を行っています。
持分法適用会社のオーベクス株式会社は、サインペンのペン先や医療機器の製造販売を手掛けていますが、昭和化学工業との間に事業上の取引関係は存在しません。
以上の事業内容を通じて、昭和化学工業グループは、珪藻土・パーライトを中心とした多岐にわたる製品を提供し、様々な産業分野に貢献しています。
経営方針
昭和化学工業株式会社は、珪藻土・パーライト事業を核として、様々な製品を製造・販売することで産業界に貢献しています。同社グループは、お客様第一主義を徹底し、資源の有効活用を追求することで、社会や人間生活の向上に寄与することを経営理念としています。この理念の下、同社は国内外の市場での競争力を高めるため、様々な成長戦略を推進しています。
国内市場では、少子高齢化による需要の伸び悩みに対応するため、お客様との良好なパートナーシップを維持し、多岐にわたる事業領域でのノウハウを活用しています。また、研究分析センターと営業部門の連携により、競合他社との優位性を高める取り組みを行っています。海外市場では、人口増加や生活水準の向上が見込まれるインド、アフリカ、東南アジアなどにおいて、営業活動を積極的に展開しています。
昭和化学工業グループは、お客様のニーズに応えるための3つの挑戦、「お客様サイドの発想への挑戦」、「業務品質向上への挑戦」、「新領域への挑戦」を掲げています。これらの挑戦を通じて、既存事業の深化と拡大、新規事業の構築と育成、全社コスト削減策の実施、商品分野別の組織再編、新商品開発への尽力など、多角的な成長戦略を推進しています。
さらに、持続可能な社会構築への貢献として、環境と安全に配慮した経営を推進し、人材育成や組織活性化にも力を入れています。これらの取り組みは、同社グループが直面する経営環境の変化に対応し、長期的な成長を実現するためのものです。