事業内容
新田ゼラチン株式会社とそのグループ企業は、グローバルに展開するコラーゲン事業を主軸に据えています。この事業は、新田ゼラチン株式会社をはじめ、子会社11社(連結子会社10社)及び関連会社3社で構成されており、製造から販売までを分担し、相互に協力しながら事業活動を行っています。
事業内容は大きく分けて3つのセグメントに分類されます。第一に「フードソリューション」があり、これには食品用ゼラチンや食品材料などが含まれます。第二のセグメントは「ヘルスサポート」で、カプセル用ゼラチン、健康食品用・美容用コラーゲンペプチド、医療用ゼラチン・コラーゲンなどが提供されています。最後に「スペシャリティーズ」があり、工業用ゼラチンや接着剤などが含まれます。
これらの製品は、新田ゼラチン株式会社をはじめ、彦根ゼラチン株式会社、ニッタゼラチンエヌエーInc.、ヴァイスゼラチンLLC、ニッタゼラチンカナダInc.、ニッタゼラチンユーエスエーInc.、ニッタゼラチンインディアLtd.、バムニプロテインズLtd.、上海新田明膠有限公司、ニッタゼラチンベトナムCo.,Ltd.、広東百維生物科技有限公司、広東明洋明膠有限責任公司、ボスティック・ニッタ株式会社など、多岐にわたる関連会社を通じて製造・販売されています。
新田ゼラチングループは、これらの事業を通じて、食品、健康・美容、医療、工業用途など、幅広い分野でのニーズに応える製品を提供し、グローバル市場での事業展開を進めています。
経営方針
新田ゼラチン株式会社は、コラーゲン素材を活用した製品を提供することで、食品、健康・美容、医療分野における新たな価値の創造を目指しています。同社は、持続可能な社会の実現に貢献することを経営方針の一環として掲げ、地球環境の保全や地域社会との共生を重視しています。そのビジョンは、「いつまでも元気で若々しくありたい」という世界中の人々の願いを叶えることにあります。
新田ゼラチンの成長戦略は、主力製品であるゼラチンに加え、コラーゲンペプチドの販売拡大と医療用分野の飛躍的な伸長を目指すことにより、事業ポートフォリオの大きな転換を図ることにあります。中期経営計画では、経営基盤の強化・拡大を目指し、注力市場に経営資源を重点配分することで高収益な企業を目指します。また、挑戦を良しとする組織風土の構築や、ステークホルダーとのつながりを強化することも重要な取り組みとしています。
具体的には、フードソリューション、ヘルスサポート、バイオメディカルの各領域において、それぞれ注力市場を特定し、高付加価値製品の販売割合を高めることで、事業の拡大を図ります。従業員の成長を支援する新しい評価制度や研修制度を通じて、従業員のエンゲージメント向上を目指し、組織基盤を強化します。さらに、サステナビリティ方針に基づき、事業活動を通じた持続可能な社会への貢献に加えて、環境改善や地域社会への貢献、職場環境の改善や人材育成にも重点的に取り組んでいます。
新田ゼラチンは、これらの戦略を通じて、コラーゲン素材の可能性を最大限に引き出し、多様な分野でのニーズに応える製品とサービスを提供することで、長期的な成長と社会への貢献を目指しています。