長谷川香料【4958】 プライム(内国株式)

T. Hasegawa Co., Ltd. manufactures and sells fragrances globally.

長谷川香料【4958】 プライム(内国株式)

T. Hasegawa Co., Ltd. manufactures and sells fragrances globally.

事業内容

長谷川香料は、香料の製造と販売を主な事業とし、11の子会社と1つの関連会社で構成されています。事業は日本、米国、アジアの3つの地域に分かれ、それぞれの地域で異なる製品やサービスを提供しています。

日本では、フレグランス部門と食品部門があり、香水や化粧品、シャンプーなどのトイレタリー製品に使用される香粧品香料を提供しています。また、飲料や菓子、即席麺スープなどに使用される食品用香料も取り扱っています。

米国では、主に食品部門に注力しており、各種食品香料の製造と販売を行っています。T. HASEGAWA U.S.A., INC.とABELEI, INC.がこの地域での主要な子会社です。

アジアでは、フレグランス部門と食品部門の両方を展開しています。長谷川香料(上海)有限公司や台灣長谷川香料股份有限公司などが、各種香料の製造と販売を行っています。これにより、地域ごとのニーズに応じた製品を提供しています。

経営方針

長谷川香料は、香りを超えた技術で新たな価値を創出し、豊かな生活に貢献することを目指しています。国際競争が激化する中、資本効率の向上や顧客とのパートナーシップ強化を基本方針とし、持続的な企業価値の向上を図っています。

同社は、2027年までに連結売上高営業利益率12.0%、経常利益率13.0%を目標としています。2023年度には、売上高伸長率10.4%、営業利益率13.1%、経常利益率13.6%を達成しました。これにより、持続的な成長を目指しています。

経営環境の変化に対応するため、研究開発力を強化し、差別化された製品開発を推進しています。国内市場の成熟化に対応しつつ、米国やアジア地域でのグローバル展開を強化し、経営資源を効率的に投入しています。

国内では、ビジネスソリューション本部を中心に、研究開発のスピードアップと基礎研究力の強化を図っています。食品部門では、健康志向に応じた香料開発を進め、フレグランス部門では新しい香りの創出に注力しています。

海外展開では、米国での業績拡大を目指し、ABELEI, INC.を子会社化しました。中国では新規顧客開拓と生産体制の強化を進め、東南アジアでは新工場建設を計画し、地域の需要に対応しています。