事業内容
アグロ カネショウとそのグループ企業は、農業薬品の製造販売を主軸に事業を展開しています。具体的には、土壌消毒剤、害虫防除剤、病害防除剤などの農業薬品を手がけており、これらはアグロ カネショウグループの単一セグメントとして位置づけられています。
グループ内の連結子会社であるKanesho Soil Treatment SRL/BVは、農業用土壌消毒剤の原体及びバルクをアグロ カネショウおよび世界90カ国に販売しています。これにより、グローバルな農業ニーズに対応しています。
また、AGRO-KANESHO KOREA CO., LTD.は韓国国内でのアグロ カネショウグループ製品の販売及び普及推進を行っており、韓国市場における同社製品の浸透を図っています。
さらに、連結子会社の株式会社KANESHO CHPは、Dow AgroSciences LLCからクロルピリホス剤の営業権を譲り受け、その知的財産権のライセンス供与をアグロ カネショウに対して行っています。これにより、特定の農業薬品における技術的な強みを持つことができます。
アグロ カネショウグループは、これらの事業を通じて、農業分野における病害虫の管理と土壌の健康維持に貢献しています。
経営方針
アグロ カネショウは、長期的な視点での成長戦略「Lead The Way 2025」を推進しています。この戦略は、創業以来の経営理念「我が信条」に基づき、お客様、社員、社会、株主などのステークホルダーと共に成長を目指すものです。同社は、サステナビリティ経営を重視し、「持続可能な農業の推進」、「プロダクト・スチュワードシップ活動の推進」、「人材育成、ダイバーシティの推進」を3つの重要課題として取り組んでいます。
また、総合的サービス提供型企業としての位置づけを強化し、土壌分析・診断サービス、グローバルGAP認証取得支援サービス、カネショウファーム等の農家支援サービスを質・量的に拡充しています。これらのサービスを通じて、農業生産者の組織化と効率的な新たな情報提供サービスに取り組むことで、農業分野における病害虫の管理と土壌の健康維持に貢献しています。
研究開発面では、安全・安心な新規探索化合物の創出、新製剤・新混合剤の開発に加え、生物農薬等の研究開発や海外市場の開拓にも積極的に取り組んでいます。これにより、製品ポートフォリオの拡充と販売の技術支援を行っています。
生産面では、生産効率の向上と人員確保により、自社生産比率を高め、利益率向上を目指しています。安全対策・品質管理・計画生産実行の徹底した運用を行い、製品の安定供給を図っています。
これらの戦略を通じて、アグロ カネショウは持続的成長と企業価値向上を目指しています。