事業内容
シーボン株式会社とその子会社3社は、スキンケア製品を中心に化粧品および医薬部外品の製造販売を行っています。同社は「美を創造し、演出する」という企業理念の下、自社工場である生産センターで製造した製品を、通信販売及び会員制の「シーボン.フェイシャリストサロン」で販売しています。また、化粧品購入者に対しては、肌の状態を確認し、カウンセリングに基づくスキンケアアドバイスや東洋式フェイシャルケアなどのアフターサービスを提供しています。
製品ラインナップには、日常的に使用するクレンジング、洗顔料、化粧水、乳液などのベーシック製品から、美容液、クリーム、パックなどのスペシャル製品、さらにはメイクアップ製品やボディ関連製品も含まれています。
シーボンの事業は製造、販売、アフターサービスの3つの体制に分類されます。製造は栃木県の生産センターで行われ、化粧品GMPに準拠した管理のもと、医薬部外品を中心に製造しています。販売はインターネットや雑誌への広告出稿、イベント会場での肌チェックや試供品配布を通じて新規顧客を獲得し、フェイシャリストサロンでのアフターサービス体験を提供しています。また、通信販売や国内外の代理店を通じた販売も行っています。
アフターサービスでは、購入金額に応じたポイント制度を設け、ポイント数に応じた各種サービスを提供しています。これにはフェイシャルサービスやパックセットを用いた施術サービスが含まれます。シーボンは、顧客の美容と健康をサポートする幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
シーボン株式会社は、スキンケア製品を中心に化粧品および医薬部外品の製造販売を手掛ける企業です。同社は、2024年3月期から2026年3月期にかけての新中期経営計画を策定し、製品価値の向上、サロン価値の向上、新しい価値の創造の3つの重点課題に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、再成長を目指しています。
製品価値向上では、心と肌を科学することを目的とし、技術と製品価値の市場への認知度拡大を目指します。基礎研究では、精神皮膚科学研究を軸に、外部研究機関との連携を積極的に図ります。また、スターブランド・スターアイテムの育成や、サロン発想のスキンケア製品と技術の展開を通じて、新規顧客の獲得や新しい事業展開を行います。
サロン価値向上では、新たな顧客の開拓と顧客満足度の向上を重視します。イベントブースの刷新や、オンラインでの接点拡大、店舗のリニューアルなどを通じて、サロンの魅力を高めます。また、ロイヤルカスタマー専用デスクの設置により、ファン化を促進します。
新しい価値の創造では、海外EC市場やバラエティ市場への進出を目指します。中国パートナー企業との連携強化や、新ブランド「スリール」の発売などを通じて、売上高や販路の拡大を図ります。また、小規模の店舗型サロンやレクチャー型店舗の出店を試み、新たなビジネスモデル構築のトライアルを行います。
これらの戦略を通じて、シーボンは、激変する社会環境と価値観の変化に対応し、未来に向けた新しい「美」を追求し、サスティナブルな社会に貢献する企業を目指しています。