コタ【4923】 プライム(内国株式)

美容室向け頭髪用化粧品、医薬部外品の製造・販売を行う、シャンプー・トリートメント「コタ アイ ケア」、整髪料「コタスタイリング ベース」、カラー剤「コタカラー モカレド」など。

コタ【4923】 プライム(内国株式)

美容室向け頭髪用化粧品、医薬部外品の製造・販売を行う、シャンプー・トリートメント「コタ アイ ケア」、整髪料「コタスタイリング ベース」、カラー剤「コタカラー モカレド」など。

事業内容

コタ株式会社は、美容室向けの頭髪用化粧品及び医薬部外品の製造、販売を主な事業としています。同社の製品は、美容師が使用することを前提とした美容室専売品であり、市販品と比べて品質及び付加価値が高いものとなっています。主要な製品区分にはトイレタリー(シャンプー・トリートメント等)、整髪料(ローション・スプレー・フォーム・ワックス等)、カラー剤(ヘアカラー・ヘアマニキュア等)、育毛剤(薬用育毛促進剤等)、パーマ剤(ウェーブ剤・ストレート剤・カーリング料等)があり、主力ブランドには「コタ アイ ケア」「コタスタイリング ベース」「コタカラー モカレド」「コタエイジング グロウセラム」「コタウェーブ リジカル」などが挙げられます。

同社の製品は、美容室専売品として、スーパーマーケットやドラッグストア、インターネット等では販売されておらず、販売ルートは代理店ルートと直販ルートの2つを採用しています。代理店へは営業第一部が、美容室へは営業第二部(全国各地にある11の支店)がそれぞれ販売を担当しています。

営業活動の特徴としては、トイレタリーの販売を中心とした店販戦略と、旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールスがあります。店販戦略では、美容室に来店されたお客様に対して、美容師のカウンセリングを通じてヘアケアやヘアスタイルのアドバイスを行い、必要かつ最適な製品をお勧めしています。旬報店システムでは、お取引先美容室の経営改善システムとして、営業データの分析や経営アドバイスを行っています。

また、非正規販売対策として、美容室を経由しないインターネットや小売店での製品販売に対して、品質や性能の保証ができないことから、製品のブランドイメージを損なう行為と認識し、創業当時より徹底して取り組んでいます。これらの独自戦略が、同社の着実な成長の一因になっているとしています。

経営方針

コタ株式会社は、美容業界の近代化を目指し、美容室専売品の製造・販売を通じて、美容室の経営改善と業績向上をサポートする独自のビジネスモデルを展開しています。同社は、美容室との強固な関係構築を目指し、トイレタリー製品の販売を中心とした店販戦略と、旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールスを推進しています。これにより、美容室の来店客に対するカウンセリングや店販の推進等の具体的施策を積極的に提案し、美容室の業績向上に貢献しています。

また、コタ株式会社は、持続的な成長と中長期的な企業価値向上のために、独自の「コーポレート・ガバナンス ガイドライン」を制定し、実行しています。これにより、経営の健全性及び透明性を確保し、ステークホルダーの期待と信頼に応えることを目指しています。

同社は、美容業界における美容室経営の二極化が進む中、独自のビジネスモデルである「トイレタリーの販売を中心とした店販戦略」と「旬報店システムを軸としたコンサルティング・セールス」を展開し、美容室の業績向上に資することができると認識しています。これらの戦略を通じて、美容室の発展・繁栄に寄与し、創業精神である「美容業界の近代化」を実現することが、コタ株式会社の着実な成長につながると考えています。

さらに、コタ株式会社は、人材育成と労働環境の再整備、旬報店の開拓と業績向上、積極的なIR活動の推進、非正規販売対策の推進など、会社が対処すべき課題にも積極的に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、同社は美容業界のリーダーとしての地位を確固たるものにし、持続可能な成長を目指しています。