事業内容
コーセーは、化粧品の製造および販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、コーセー本体及び38の子会社で構成され、化粧品製造を中心に、プラスチック容器やダンボール紙器の製造、化粧品卸売、化粧品通信販売、アメニティ製品や化粧品免税業務受託、保険代理店業など多岐にわたるサービスを提供しています。
国内外の市場において、コーセーは「雪肌精」「エスプリーク」「コスメデコルテ」などの自社ブランド製品を製造し、コーセー化粧品販売株式会社をはじめとするグループ各社を通じて販売しています。また、台湾高絲股份有限公司などの海外子会社を通じて、現地での化粧品製造および卸売も行っており、グローバルな事業展開を進めています。
コーセーグループは、化粧品事業のほかにも、コーセーコスメニエンス株式会社やコーセーコスメポート株式会社を通じて、日用品やヘアケア製品などのコスメタリー事業も手掛けています。これらの製品は、同社が製造し、国内外の市場で販売しています。
さらに、コーセートラベルリテール株式会社ではアメニティ製品の販売業務委託を行い、コーセー保険サービス株式会社では保険代理店業を展開するなど、化粧品事業以外の分野でも幅広いサービスを提供しています。これにより、コーセーは多角的な事業構造を築いており、様々なニーズに応える製品とサービスを提供しています。
特集記事
経営方針
コーセーは、美を通じて人々に夢と希望を与えることを使命とし、独自の美しい価値と文化を創造することを目指しています。同社は、売上高営業利益率、総資産事業利益率(ROA)、自己資本当期純利益率(ROE)の向上を重要な経営指標として掲げています。
中長期ビジョン「VISION 2026」の下、コーセーは更なる成長を目指しています。このビジョンでは、売上高5,000億円、営業利益率16%以上、ROA18%以上、ROE15%以上を定量目標としています。戦略的には、グローバルブランドの拡充、独自性のある商品の積極的開発、新たな成長領域へのチャレンジが挙げられます。また、デジタルを活用したパーソナルな顧客体験の追求や外部リソースとの連携を通じた独自の価値追求も重視しています。
経営基盤としては、企業成長を支える経営基盤の構築、ダイバーシティ&インクルージョン経営の実践、バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進を掲げています。これらの戦略を通じて、コーセーは「世界で存在感のある究極の高ロイヤルティ企業」を目指しており、一人ひとりの美を追求し、独自の価値を創出し続けることで、多くのステークホルダーから選ばれる企業を目指しています。