事業内容
株式会社デジタルガレージは、多様な事業セグメントを持つ企業であり、主に「プラットフォームソリューション」、「ロングタームインキュベーション」、「グローバル投資インキュベーション」の3つの主要事業を展開しています。
プラットフォームソリューション事業では、クレジットカードやQRコード、コンビニ決済などの電子決済手段を提供する総合決済プラットフォームを展開しています。また、インターネットとリアルを融合したデジタルマーケティングを通じて集客を強化し、決済プラットフォームに蓄積されるデータを活用した新たなデータマーケティングの開発も行っています。
ロングタームインキュベーション事業では、各産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)やキャッシュレス化を目的としたSaaS型プロダクトの開発、暗号資産を含むフィンテック関連事業、次世代メディアの開発など、中長期的な事業利益の創出を目指しています。
グローバル投資インキュベーション事業は、スタートアップ企業への投資と育成を中心に、事業戦略支援型の投資インキュベーションを行っています。これにより、次世代技術を持つ企業への投資を通じて、グローバルなビジネス展開を支援しています。
これらの事業を通じて、デジタルガレージは多様な分野での成長を目指し、革新的なサービスを提供し続けています。
経営方針
株式会社デジタルガレージは、持続可能な社会を目指し、テクノロジーを活用して新しいコンテクストをデザインすることを企業の存在意義としています。同社は、企業と人、情報を有機的に結びつける「コンテクストカンパニー」として、インターネット業界の黎明期からの実績を活かし、最新のネットワーク技術を駆使して、複雑な情報を結びつける機能を開発しています。
同社は、2024年3月期を初年度とする5ヵ年の中期経営計画を策定し、総合決済プラットフォームを基盤に持続的な事業拡大を図っています。特に、決済と連動するDX/フィンテック領域や暗号資産領域の新規事業開発に注力し、収益の多層化と競争優位性の向上を目指しています。また、投資・インキュベーション領域では、スタートアップ企業の育成を通じて企業価値の最大化を図り、投資リターンの早期実現を目指しています。
同社の中期経営計画では、税引前利益の成長率や決済取扱高の目標を設定し、2028年3月期までに決済取扱高を15兆円以上にすることを目指しています。また、株主還元を重要な経営課題と位置づけ、5年間の配当総額を100億円以上とする目標を掲げています。これにより、安定した配当政策を実施し、企業価値の向上を図っています。
デジタルガレージは、これらの戦略を通じて、革新的なサービスを提供し続け、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。