ACCESS【4813】 プライム(内国株式)

国内外の携帯電話メーカーや通信インフラ事業者へのITソリューション提供、IoT関連ソリューション、組み込みブラウザなどのWebプラットフォーム関連ソリューション、ネットワーク機器向けソフトウェアの提供。

ACCESS【4813】 プライム(内国株式)

国内外の携帯電話メーカーや通信インフラ事業者へのITソリューション提供、IoT関連ソリューション、組み込みブラウザなどのWebプラットフォーム関連ソリューション、ネットワーク機器向けソフトウェアの提供。

事業内容

ACCESS株式会社とそのグループ企業は、国内外の携帯電話や情報家電メーカー、通信ネットワーク事業者、電子書籍や広告事業を展開するサービス事業者、および一般企業に対して、先進のITソリューションを提供しています。同社グループは、連結子会社11社と持分法適用関連会社3社を含む構成で、事業セグメントは大きく3つに分かれています。

第一のセグメントは「IoT事業」で、国内市場を中心にIoT関連のソリューションやソフトウェアの提供を行っています。このセグメントには、本社及び台湾子会社などが事業主体として位置づけられています。

第二のセグメントは「Webプラットフォーム事業」で、国内外の市場に向けて組み込みブラウザを含むWebプラットフォーム関連のソリューションを提供しています。このセグメントには、本社のほか、ドイツ、中国、韓国の子会社が事業主体として活動しています。

最後に、「ネットワーク事業」セグメントでは、米国及びインドの子会社を中心に、ネットワーク機器向けのソフトウェア提供を行っています。このセグメントには、IP Infusion Inc.やその他の関連会社が含まれます。

これらのセグメントを通じて、ACCESS株式会社グループは、幅広い技術とサービスを提供し、グローバルな市場での連携強化とシナジー創出を目指しています。

経営方針

ACCESS株式会社は、1984年の設立以来、独立系の研究開発型ソフトウェア企業として、通信事業者や通信機器メーカー、家電メーカーなどに対し、先進のITソリューションを提供してきました。同社は、「CONNECT YOUR DREAMS TO THE FUTURE.」をスローガンに、すべての機器をネットにつなぐ技術を通じて新たな価値創造に貢献し、企業価値の向上を目指しています。

同社の中期経営計画では、特にネットワーク事業における売上成長を重視しています。2022年は、新型コロナウイルス感染症の影響から社会・経済活動が正常化し、デジタル化が加速。これらの動向は同社グループの事業拡大を後押ししています。特に、ネットワーク事業のホワイトボックス向け統合Network OS「OcNOS®」に関する投資を継続し、Tier2/3通信キャリアへの営業フォーカスを強化しています。これにより、ネットワーク事業の売上高は前期比2倍超の成長を達成し、過去最高を更新しました。

また、IoT事業やWebプラットフォーム事業の安定化にも取り組んでおり、これらのセグメントを通じて、グローバルな市場での連携強化とシナジー創出を目指しています。IoT事業では、プロフェッショナルサービスへのリソース投資による成長と自社製品による収益の積み上げを図り、Webプラットフォーム事業では、海外事業との統合を進め、TVブラウザ及び車載向けブラウザのグローバルシェア拡大を目指しています。

成長戦略の実現に向けて、同社は技術力の継続的な強化、製品開発投資の拡大、M&Aを積極活用したパートナー企業の開拓、販売チャネルの拡充や顧客サポート体制の強化などに取り組んでいます。また、優秀な人材の確保・育成や生産性向上のための環境整備、管理体制・ガバナンスの強化にも注力しています。これらの取り組みを通じて、ACCESS株式会社は中長期的な成長と企業価値の向上を目指しています。