事業内容
日本ハウズイングは、国内外での事業展開を通じて、マンション管理事業、ビル管理事業、不動産管理事業、営繕工事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業を通じて、同社は幅広いサービスを提供しています。
マンション管理事業では、分譲マンションの総合的な管理業務を行っており、管理員業務、清掃、設備管理、保全業務、管理組合の決算・運営補助業務などを提供しています。さらに、学童保育や学習塾の運営も手がけており、マンション住民向けに「ライフガード24」や「安心快適生活」、「安心お助け隊」といった専有部サービスも展開しています。
ビル管理事業では、ビルの環境衛生清掃、保安警備、受付、設備管理、保全業務、人材派遣業務、保険代理店業務、薬局・教習所の運営業務など、ビルの総合的管理業務を提供しています。
不動産管理事業においては、オーナー所有物件の建物管理・賃貸管理代行、サブリース業務、不動産の売買・仲介業務、社有物件の賃貸運営業務などを行っています。
営繕工事業では、マンション共用部分及びビルの建物・設備営繕工事、外壁塗装工事、専有部分のリフォーム工事、新築工事などを手がけています。
これらの事業を通じて、日本ハウズイングは住宅やビルのライフサイクル全般にわたるサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。
経営方針
日本ハウズイングは、安全で快適な住環境の提供を通じて社会の発展に貢献することを経営理念としています。同社は、マンション管理事業、ビル管理事業、不動産管理事業、営繕工事業を展開し、顧客の声を最優先に考え、動き、応えることをブランドステートメントに掲げています。経営目標としては、売上高及び経常利益の安定的な成長を追求し、収益力の向上と財務体質の強化に注力しています。
中期経営計画「PLAN23」では、デジタル技術の活用、人材の確保・育成、企業ブランドの向上、働き方改革を推進し、事業の拡大と収益基盤の強化を目指しています。特に、マンション管理事業では、居住者のニーズの多様化に対応し、計画的な設備改修や防災・防疫対策、高齢居住者対策の提案を強化しています。また、デジタル化を進め、管理組合の負担軽減や住生活関連企業のM&Aを重要な経営戦略として位置付けています。
ビル管理事業と不動産管理事業では、オーナーの収益力向上に繋がる施策を進め、マーケット競争力及び営業力の強化、業務の効率化に取り組んでいます。営繕工事業では、建物の高経年化に伴う工事需要の増加に対応し、豊富な経験とノウハウを活かした総合的な提案力で受注増を目指しています。
海外事業においても、日本式の細やかなサービスを軸に業容の拡大を図り、グループ間のシナジー創出に努めています。これらの戦略を通じて、日本ハウズイングは持続可能な成長を目指しています。