事業内容
ACSLは、最先端のロボティクス技術、特に自律制御技術を追求し、産業用ドローンの開発、販売、および無人化システムの受注開発を行っている企業です。同社は、技術を通じて社会課題の解決を目指し、特に日本の労働力のミスマッチ問題に対処するため、独自開発の制御技術を活用したドローンの社会実装に注力しています。
ACSLの事業は、ドローン関連事業の単一セグメントに集中しており、その主要な製品及びサービスには、自社開発の産業用ドローン、無人化システムの受注開発、生産、販売、およびサービス提供が含まれます。同社は、顧客のニーズに応じた概念検証(PoC)、特注システムの設計・開発、プラットフォーム機体の販売、および用途特化型機体の開発・生産・販売を行っています。
ACSLは、自律制御技術を中核とし、この技術を活用して、顧客の業務を代替・進化させるドローンを提供しています。また、顧客との綿密な対話と実証を通じて、用途特化型ドローンの開発を進めており、小型空撮ドローン、閉鎖環境点検ドローン、煙突点検ドローン、中型物流ドローンなど、幅広い用途に対応する製品を展開しています。
さらに、ACSLは産学官連携によるプロジェクトに参画し、最先端の技術開発に取り組んでいます。国家プロジェクトにおいては、研究開発費用を助成金や補助金として収受し、新規技術の研究開発に貢献しています。これらの取り組みにより、ACSLは産業向けドローン業界におけるデファクト・スタンダードを目指しています。
経営方針
ACSLは、最先端のロボティクス技術、特に自律制御技術の追求を通じて、社会インフラに革命をもたらすことを目指しています。同社は、技術を活用して人々をもっと大切なことへ導くというミッションのもと、産業用ドローンの開発、販売、および無人化システムの受注開発に注力しています。これにより、労働力のミスマッチ問題の解決や、生産性の向上、危険な業務の代替など、社会課題の解決に貢献しています。
中期経営計画「ACSL Accelerate 2022」では、持続可能なグローバル・メーカーへの進化を目指し、用途特化型機体の量産化と社会実装の推進、新たな用途特化型機体の開発、製品のセキュア対応、インド市場への本格進出、ESG施策への取り組みなどを主な事業戦略の柱としています。また、自律制御技術の他分野への展開も進めており、高い技術力によるビジネスモデルの確立を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
国内外の市場においては、ドローンの社会実装を推進し、国産のセキュアな産業用ドローンの提供により、経済安全保障への関心が高まる中での需要拡大を見込んでいます。特にインド市場への進出や、アメリカ市場での展示会出展を通じて、国際的なプレゼンスの高め、海外でのセキュアなドローンへの需要に適応することで、事業のグローバル展開を加速しています。
ACSLは、技術開発と社会実装の両輪で、ドローン業界におけるデファクトスタンダードの確立を目指し、新たな市場の創出と社会課題の解決に貢献していく方針です。