事業内容
KLASSグループは、プロフェッショナル、コンシューマ、インダストリー、ニュー・インダストリーの4つのセグメントで事業を展開しています。プロフェッショナルセグメントでは、インテリア事業部門と畳事業部門を中心に、自動壁紙糊付機や内装工事用テープ、床材剥がし機、フィルムラミネート加工機などの製品を提供しており、これらは内装施工業者やホームセンター、建機レンタル業者などに販売されています。また、畳事業部門では、コンピュータ式畳製造システムを畳店に販売し、畳製造の効率化を支援しています。
コンシューマセグメントでは、葬祭用畳や柔道畳、お風呂用畳などの特殊機能畳やフィットネスクラブ用防音・防振床材の販売、一般家庭向けの畳替え・襖替え工事の仲介事業を行っています。ソーラー・エネルギー事業部門では、産業用・家庭用ソーラー発電システムや蓄電池の販売、住宅リフォーム工事を手掛けており、メガソーラー発電所「三日月サンシャインパーク」などで売電事業も展開しています。
インダストリーセグメントでは、産業機器事業部門が二次電池製造装置や産業用機械の設計、開発、製造を行い、食品機器事業部門では、オリジナルのマルチディスペンサーなどの厨房用食品機器をフードサービスチェーンに提供しています。
ニュー・インダストリーセグメントでは、子会社化したROSECCが自動車業界を中心に、ウォータージェット技術やロボット技術を活かした自動化システムの企画・開発・販売を行っています。
KLASSグループは、これらの事業を通じて、幅広い産業に対応する製品とサービスを提供し、特にプロフェッショナルセグメントでは職人技術の自動化・省力化に貢献しています。また、新商品開発力や高品質な製品製造、充実したメンテナンスサービスを強みとしています。
経営方針
KLASSグループは、中期ビジョン「ビジョン80」を公表し、経営環境の変化に対応しながら業績拡大を目指しています。同社は、CIの再構築、2.4次産業への展開、SDGsへの貢献を重点テーマとして掲げています。CI再構築では、理念体系を新たに構築し、社名をKLASS株式会社に変更しました。2.4次産業への展開では、技術力と商品力を活かし、新商品の創出と新たな顧客・市場の開拓を進めています。SDGsへの貢献では、生産本部棟・新組立棟の建設資金をSDGs推進シンジケーションで調達し、CO2削減に貢献しています。
事業展開では、プロフェッショナル、コンシューマ、インダストリー、ニュー・インダストリーセグメントを中心に、技術力と商品力を駆使して新商品を開発し、新市場を創出しています。特に、プロフェッショナルセグメントでは、インテリア事業部門と畳事業部門を通じて、内装施工業者や畳店に対して、効率化と省力化を支援する製品を提供しています。
経営上の目標達成に向けて、KLASSグループは売上高経常利益率、自己資本比率、総資本回転率を重要な経営指標と位置づけ、バランスの取れた企業価値の拡大を目指しています。また、仕入れ価格の高騰や調達納期の長期化、開発力の強化、子会社とのシナジー効果の発揮、マーケティング力の向上、生産体制の強化、原価管理の充実、経営体制の充実、経営理念の徹底、人材育成など、多岐にわたる課題に対処しています。
これらの戦略と取り組みを通じて、KLASSグループは持続可能な成長を目指し、幅広い産業に対応する製品とサービスを提供しています。