事業内容
ビー・エム・エル(BML)グループは、広範な医療関連サービスを提供する企業群で構成されています。このグループには、20の連結子会社と数社の持分法非適用非連結子会社、関連会社が含まれます。主な事業内容としては、病院や診療所からの一般検査および特殊検査の受託、臨床検査検体の受付、検査情報の報告処理業務、運送業務、病理・細胞診検査の受託、食品・衛生検査およびコンサルティング業務、治験実施医療機関支援業務、検査用容器の製造などがあります。
ビー・エム・エルグループは、各連結子会社が地域ごとに特化したサービスを提供しており、特に緊急検査については、再委託を通じて迅速な対応を実現しています。また、グループ全体で共通のITシステムを利用し、検査結果の報告や顧客への請求データの自動計上を行っています。
ビー・エム・エルフード・サイエンスは、外食産業や大型小売店からの食品検査等の受託を行い、ビー・エム・エルライフサイエンス・ホールディングスは、同社とアレグロの経営指導を担っています。アレグロは、製薬会社からの治験実施医療機関支援業務を受託しています。さらに、ビー・エム・エルメディカルワークスは検査用容器の製造を手がけており、九州オープンラボラトリーズは、複数の子会社の経営指導を行っています。
このように、ビー・エム・エルグループは、臨床検査を中心に、食品検査、治験支援、検査用容器製造など、医療関連の多岐にわたる事業を展開しています。
経営方針
ビー・エム・エル(BML)グループは、臨床検査事業を核として、品質と生産性の向上に挑戦し続けることで、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、迅速かつ高精度な検査サービスの提供を通じて、豊かな健康文化の創造を目標に掲げており、そのために市場ニーズの把握、先端技術の導入、精度管理の強化に努めています。
医療制度改革の進展に伴い、医療の効率化や質の向上が求められる中、ビー・エム・エルグループは、医療のIT化に貢献する企業を目指しています。ISO9001やISO15189の取得による品質向上、ISO14001の取得拡大による環境保全への取り組みも、顧客満足度の向上と社会的責任の果たし方として重視されています。
中期経営計画では、2023年度を第8次中期経営計画の最終年度と位置づけ、顧客満足、相乗効果の追求、社会的責任の遂行を三つのミッションとして掲げています。これらを通じて、医療界に信頼され選ばれる企業への飛躍を目指しています。また、新棟建設による基盤強化、非保険分野の拡充、DXへの取り組み、経営基盤の強化、気候変動への対応など、幅広い分野での戦略的なアクションを計画しています。
ビー・エム・エルグループは、臨床検査をはじめとする医療関連サービスの提供において、品質の向上と効率化を追求し、医療の未来に貢献することを目指しています。そのために、顧客満足の最大化、企業間の相乗効果の創出、社会的責任の積極的な履行を重視する成長戦略を推進しています。