事業内容
and factoryは、「日常に&を届ける」ことをミッションに掲げ、人々の生活を豊かにするサービスを提供している企業です。同社は主に「APP事業」と「RET事業」の二つのセグメントで事業を展開しています。
APP事業では、スマートフォンアプリの開発・運用を中心に行っており、特にUI/UXデザインの構築力に強みを持っています。同社は、株式会社スクウェア・エニックスと共同開発した「マンガUP!」や株式会社白泉社と共同開発した「マンガPark」など、複数のマンガアプリを運営しています。これらのアプリは、App StoreやGoogle Playを通じて提供されており、アプリ内での電子マンガのダウンロード課金や広告収入が主な収益源となっています。
RET事業では、「&AND HOSTEL」という宿泊施設の運営を主軸に事業を展開しています。&AND HOSTELは、IoT技術を活用したスマートホステルであり、ウェルネス体験の提供を目指しています。また、同社は「SUMUTORE」という撮影者とスタジオ提供者を繋ぐマッチングプラットフォームも運営していましたが、今後の成長が見込めないと判断し、2023年8月末にサービスを終了しています。
and factoryは、APP事業におけるUI/UXデザインの構築力をRET事業にも展開し、事業間のシナジー効果を生み出しています。同社は、スマートフォンアプリ市場の成長に伴い、特にマンガアプリ市場での事業拡大を図っており、大手出版社との連携を深化させることで、マンガアプリの利用促進と収益拡大を目指しています。
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経営方針
and factoryは、スマートフォン関連事業を中心に、人々の生活を豊かにするサービスや事業の創出に注力している企業です。同社は、特にマンガアプリの開発・運営や宿泊施設のテクノロジー化を推進し、日常に新たな価値を提供することを目指しています。
経営戦略として、and factoryは既存事業の利益確保と新規事業の創出に力を入れています。具体的には、成熟期に差し掛かるマンガアプリ事業での利益確保と、新たなビジネスモデルの確立を進めています。また、エンタメ事業や宿泊施設「&AND HOSTEL」の運営を通じて、収益拡大を目指しています。
組織体制の強化も同社の重要な戦略の一つです。目標管理制度や福利厚生の充実を図り、優秀な人材の採用と育成に努めています。また、内部統制とコンプライアンス体制の強化にも注力し、透明性の高い健全な経営を目指しています。
システム基盤の強化と技術革新への対応も、and factoryの成長戦略の重要な柱です。スマートフォンアプリの安定稼働を確保し、新規サービスの開発に備えるため、システム開発投資を継続しています。さらに、技術革新に柔軟に対応することで、事業展開の幅を広げていく方針です。
これらの戦略を通じて、and factoryは持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。同社は、既存事業の強化と新規事業の創出、組織体制の充実、システム基盤の強化など、多角的なアプローチで事業の拡大を図っていることが伺えます。