事業内容
オービック株式会社とそのグループ企業は、企業情報システムに関連する幅広い事業を展開しています。主要な事業セグメントには、システムインテグレーション事業、システムサポート事業、オフィスオートメーション事業、そして業務用パッケージソフト事業が含まれます。
システムインテグレーション事業では、統合基幹業務システムの製造と販売を行っており、オービック自身がこのセグメントを担当しています。また、その他製品の製造等に関しては、オービーシステムが担当しています。
システムサポート事業は、統合基幹業務システムの運用支援や保守などを提供しており、これもオービックが直接手がけています。この事業は、顧客のシステム運用を円滑にし、長期的な安定稼働を支援することを目的としています。
オフィスオートメーション事業では、OA機器一般及びコンピュータサプライ用品の仕入れと販売を行っており、このセグメントはオービックオフィスオートメーションが担っています。この事業は、オフィス環境の効率化と機能向上をサポートします。
業務用パッケージソフト事業では、財務会計等のパッケージソフトの製造と販売を行っており、オービックビジネスコンサルタントがこのセグメントを担当しています。この事業は、企業の業務効率化と経営管理の強化を目指しています。
これらの事業を通じて、オービックグループは企業の情報システム構築から運用、オフィス環境の改善に至るまで、幅広いニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
オービック株式会社は、企業情報システムの提供を核とした事業を展開しており、その成長戦略は技術革新と顧客満足度の向上に重点を置いています。同社は、システムインテグレーション、システムサポート、オフィスオートメーション、業務用パッケージソフト事業を通じて、企業のデジタル変革を支援しています。
経営方針として、オービックは顧客第一主義を掲げ、クラウドサービスを含む技術革新を通じて、顧客企業の新たな利益創出を目指しています。中長期的な経営戦略では、自己資本利益率10%以上の維持を目標に掲げ、自社開発製品の直接販売とクラウドセンターを通じた安定的なサービス提供に注力しています。
また、オービックは「ワンストップソリューションサービス」を重要なキーワードとしており、導入コンサルティングからシステム構築、運用、情報提供まで一貫してサポートすることで、企業の情報システム構築と運用をトータルに支援しています。これにより、顧客企業の経営管理や決算業務に関わる統合基幹業務システムの提供及びサポートを行い、社会的責任を果たすことにも努めています。
優先的に対処すべき課題としては、製販一体体制の推進、カスタマイズ性の高い「OBIC7シリーズ」による生産性向上、そして人材の育成と活性化に注力しています。これらの取り組みを通じて、オービックはグループ企業各社の特徴を生かし、グループ内での役割分担を明確にしながら、グループ全体の発展を目指しています。