田谷【4679】 スタンダード(内国株式)

美容室経営を主軸に、カット、パーマ、カラー等の美容施術とヘアケア商品の販売、講習やセミナーの提供を行う。ブランドには「TAYA」「TAYA&CO.GINZA」「Shampoo」「MICHEL DERVYN」がある。

田谷【4679】 スタンダード(内国株式)

美容室経営を主軸に、カット、パーマ、カラー等の美容施術とヘアケア商品の販売、講習やセミナーの提供を行う。ブランドには「TAYA」「TAYA&CO.GINZA」「Shampoo」「MICHEL DERVYN」がある。

事業内容

田谷は、美容室の経営を主軸に据えた事業を展開しています。同社は、国家資格を持つ美容師によるカット、パーマ、カラーなどの美容施術を提供しており、顧客のニーズに応じたヘアケア商品の販売も手がけています。田谷は、「TAYA」「TAYA&CO.GINZA」「Shampoo」「MICHEL DERVYN」というブランド名で全国に美容室を展開し、幅広い顧客層にサービスを提供しています。

事業内容は大きく「美容施術」「商品」「その他」の三つに区分されており、美容施術ではカットやパーマ、カラーなどの施術が、商品ではヘアケア商品や化粧品の販売が、その他では講習、セミナー、ショーなどからの収入がそれぞれ主要な内容となっています。これらのサービスを通じて、田谷は美容業界における顧客の多様な要望に応えることを目指しています。

同社の事業展開は、美容施術と商品販売に加え、知識や技術の向上を目的とした講習やセミナーの提供にも及んでおり、美容業界における総合的なサービス提供者としての地位を確立しています。

経営方針

田谷は、美容業界において、顧客満足を最優先に考えた成長戦略を推進しています。2023年3月期から2025年3月期にかけての中期経営計画「TAYA BX (Beauty Transformation) PROJECT」を策定し、リブランディングプランを含む抜本的な経営改革を進めています。この計画では、顧客情報の一元管理や電子ポイントシステムの導入、販促活動の強化、商品販売の拡大など、顧客体験の向上と収益性の高いビジネスモデルへの転換を目指しています。

また、人材・技術教育戦略においては、組織改革や人材の適材適所配置、美容師の所得増加を実現するシステム構築、美容学校との連携による人材確保、キャリアパスの充実など、社員満足度の向上にも注力しています。技術教育では、若年層や大人世代向けの施術メニュー開発や店長教育、社員教育を通じて、個人能力と店舗能力の向上を図っています。

コーポレート戦略としては、収益施策によるコスト削減、新規出店や店舗改装、閉鎖を通じた店舗運営の最適化、そしてESGの推進に力を入れています。特に、新規出店では収益性を重視し、コンパクトサロンの展開や多様な出店形態を探求しています。ESG推進では、環境への配慮や地域社会への貢献、透明性のある経営体制の構築に取り組んでおり、全ての人に平等で差別のない技術やサービスを提供することを目指しています。

このように、田谷は顧客満足度の向上、人材の育成と定着化、収益性の追求、そして社会的責任の達成を軸に、美容業界におけるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにするための多角的な成長戦略を推進しています。