大日本塗料【4611】 プライム(内国株式)

塗料、照明機器、蛍光色材の製造・販売、塗装工事、物流業務、建材の製造・販売を展開。

大日本塗料【4611】 プライム(内国株式)

塗料、照明機器、蛍光色材の製造・販売、塗装工事、物流業務、建材の製造・販売を展開。

事業内容

大日本塗料株式会社とそのグループ企業(子会社24社及び関連会社2社)は、塗料、照明機器、蛍光色材などの製造・販売を中心に、物流やその他のサービスを提供する多岐にわたる事業を展開しています。国内塗料事業では、大日本塗料が直接塗料を製造・販売する一方で、千葉化工、ジャパンパウダー塗料製造、日東三和塗料、岡山化工に製造を委託し、日塗化学は自社製品の製造・販売を行っています。また、DNTサービスが塗料の調色加工を担当しています。販売面では、大日本塗料北海道、DNT山陽ケミカル、宇部塗料商会が地域特性に応じた販売を、サンデーペイントが家庭用塗料の販売を行っています。

海外塗料事業では、タイ、マレーシア、インドネシア、中国、メキシコにおいて子会社が塗料の製造・販売を手掛け、シンガポール、メキシコ、ベトナムでは子会社及び関連会社が販売を行っています。照明機器事業では、DNライティングが照明機器の製造・販売および店舗工事を行い、秋田DNライティングが一部製造を担当しています。蛍光色材事業では、シンロイヒが蛍光顔料及び特殊コーティング材の製造・販売を行っています。その他の事業として、日塗エンジニアリングが塗装工事、ニットサービスが物流業務を、友美工業が建材の製造・販売をそれぞれ担っています。これらの事業を通じて、大日本塗料グループは幅広い分野で事業を展開し、多様なニーズに応えています。

経営方針

大日本塗料株式会社は、地球環境と資源を守りながら社会の繁栄と豊かな暮らしの実現に貢献することを経営理念として掲げています。同社は、持続的成長を目指し、顧客満足度の向上、価格競争力の強化、販売体制の充実、労働生産性の向上、海外事業の強化という5つの基本施策を推進しています。これらの施策を通じて、中長期的には売上高営業利益率10%以上を目標に設定しています。

経営環境においては、国内外の塗料事業や照明機器事業、蛍光色材事業など、多岐にわたる分野での需要の変動に対応しています。特に、エネルギー価格の上昇や原材料価格の不透明性に対しては、製造原価の低減と弾力的な価格戦略を重要課題として挙げています。

中期経営計画においては、技術センターの活用による製品・技術開発の推進、生産性の向上と製造コストの圧縮、販売代理店とのパートナーシップ強化、従業員の働き方改革、海外市場でのシェア拡大と事業基盤の確立を主軸としています。これらの戦略を通じて、大日本塗料は独自の強みをさらに洗練させ、持続可能な成長を目指しています。

また、社会ニーズにマッチした製品開発、売上原価及び販売管理費の削減、中国市場での営業開発力の強化、東南アジア・北中米地域での顧客対応力の強化を優先的な課題として取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、大日本塗料は新たな需要の獲得と製品の拡販、事業リスクの分散を図り、経営の持続可能性を高めていく方針です。