米国のソフトウェア企業、Palantirが5月8日、2023年1〜3月期決算を発表。売上高は5.25億ドル(前年比18%増)と続伸し、初となる営業黒字化を果たした。決算発表の翌日、株価は23%もの急騰となった。
それに加えて、純損益ベースでは2四半期連続の黒字だ。共同創業者CEOのアレックス・カープは「今後も一年を通じて四半期黒字を続ける」とアピール。黒字化が永続的なものであることを示唆した。
さらに強調したのは、同社の「Artificial Intelligence Platform(AIP)」が過去に類を見ない需要を掴んでいること。市場がAIの発展が産業全体にもたらしうる変化に注目し始めており、同社への評価が一段と高まった。
カープ氏も言うように、ChatGPTの登場によって多くの人が「汎用AI」が持ちうるインパクトを認識し始めた。それは、エンタープライズソフトウェアをも変えていくものだ。果たして彼らは何を考えているのか、Palantirの決算発表をもとに紐解く。