事業内容
ゼリア新薬工業とそのグループ会社(子会社21社を含む)は、医療用医薬品事業、コンシューマーヘルスケア事業、およびその他の事業を展開しています。医療用医薬品事業では、ゼリア新薬工業自身が医療用医薬品の製造、仕入れ、販売を行っています。また、Tillotts Pharma AGは医療用医薬品の製造・販売を主に担当し、その子会社7社は販売を専門としています。㈱ゼリアップはゼリア新薬工業の医療用医薬品の営業販促活動を請け負っており、Pharmaceutical Joint Stock Company of February 3rdも医療用医薬品の製造・販売を手掛けています。
コンシューマーヘルスケア事業では、ゼリア新薬工業がOTC医薬品や健康食品の製造、仕入れ、販売を行っています。ゼリアヘルスウエイ㈱は、健康食品や化粧品の販売を、イオナインターナショナル㈱は医薬部外品を含む化粧品の製造・販売を、ZPD A/Sは医薬品原料の製造・販売を、Pharmaceutical Joint Stock Company of February 3rdおよび健創製薬㈱はOTC医薬品や健康食品の製造・販売をそれぞれ担当しています。
その他の事業としては、㈱ゼービスが保険代理業や不動産業を、ゼリア商事㈱が販促物の仕入れ・販売を、㈱ゼリアエコテックが各種メンテナンス事業を行っています。これらの事業を通じて、ゼリア新薬工業グループは医療と健康に関わる幅広い分野で事業を展開しています。
経営方針
ゼリア新薬工業及びそのグループ会社は、医療用医薬品事業とコンシューマーヘルスケア事業を中心に、幅広い事業を展開しています。同社は「健康づくりは幸せづくり」という基本理念のもと、総合健康企業としての地位を確立し、クオリティ・オブ・ライフの向上に貢献しています。その成長戦略は、国際的な医療ニーズに応える医薬品の研究開発と販売、そしてセルフメディケーションを指向したコンシューマーヘルスケア製品の開発に注力しています。
同社グループは、医療用医薬品事業において消化器系領域に特化し、さらに癌領域への研究開発を強化しています。コンシューマーヘルスケア事業では、独創的な製品開発によりセルフメディケーションへの貢献を目指しています。また、M&Aやアライアンスを通じたグローバル展開も積極的に進めており、持続的な成長を目指しています。
2023年度から始まる第11次中期経営計画では、グローバル展開の加速、医療用医薬品事業とコンシューマーヘルスケア事業の拡大と収益性の改善、財務体質の強化を通じて、ゼリアグループの持続的な発展と企業価値向上を目指しています。これには、新たなM&Aやアライアンスの推進も含まれます。
同社は、医療用医薬品事業においては国内外でのプレゼンス向上を図り、コンシューマーヘルスケア事業では生活者のニーズに応える製品開発と販売促進に注力します。また、グローバル展開では、欧州およびアジア地域での事業拡大に一層注力し、特にアジア市場での新工場建設や新規事業の開始に向けた準備を進めています。
このように、ゼリア新薬工業は、医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアの両輪を強化し、グローバルな視点での事業展開を加速させることで、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。