事業内容
東和薬品グループは、医療用医薬品の製造販売を主要事業としています。特に、ジェネリック医薬品(後発医薬品)の製造・販売に注力しており、これらは先発医薬品の特許が切れた後に市場に出される、同等の効能・効果を持つ医薬品です。
同社グループは、「国内セグメント」と「海外セグメント」の2つの報告セグメントに分かれており、それぞれのセグメントで異なる事業活動を展開しています。
国内セグメントでは、東和薬品が直接医療機関へ製造した医薬品を販売するほか、代理店や医薬品卸、他の医薬品メーカーへの販売も行っています。ジェイドルフ製薬は製品の売買や製造を受託し、大地化成は原薬の研究及び製造を、グリーンカプス製薬はソフトカプセルの製造を、三生医薬は健康食品・医薬品の企画・開発・受託製造業をそれぞれ担っています。
海外セグメントでは、Towa Pharma International Holdings, S.L.が欧米でのジェネリック医薬品事業を統括する持株会社として機能し、そのグループ会社は欧州において研究開発、製造拠点を持ち、ジェネリック医薬品の販売及び受託研究開発・製造事業を展開しています。また、東和薬品はこのグループ会社に研究開発を委託しています。
このように、東和薬品グループは国内外で幅広い医薬品関連事業を展開し、ジェネリック医薬品を中心に医療業界に貢献しています。
経営方針
東和薬品は、人々の健康に貢献することを理念に掲げ、ジェネリック医薬品事業をコアとして、新たな健康関連事業への展開を推進しています。同社は、品質確保・安定供給の徹底や適切な情報発信を通じて、ジェネリック医薬品への信頼を取り戻すことを目指しています。また、海外市場での拡大と成長にも注力し、高品質で付加価値のあるジェネリック医薬品を世界中の人々に届けることを課題としています。これに加え、新たな健康関連事業への展開を通じて、健康長寿社会の実現や医療から未病のケア・予防へのシフトに貢献することを目指しています。
技術イノベーションと製品価値の創出にも力を入れており、原薬技術、製剤化技術、生産技術における技術イノベーションの創出や、ドラッグ・リポジショニングを通じた新たな製品価値の創出に取り組んでいます。さらに、働きがいのある環境づくりと人財育成にも注力し、社員一人ひとりにとって働きがいのある会社であり続けることを目指しています。
東和薬品は、国内外でのジェネリック医薬品事業の信頼性向上、海外市場での拡大、新たな健康関連事業への展開、技術イノベーションと製品価値の創出、そして働きがいのある環境づくりと人財育成を5つの方針に沿って推進しています。これらの取り組みを通じて、どの地域でも必要とされる企業であることを目指しています。