事業内容
ニイタカは、事業を「ケミカル事業」と「ヘルスケア事業」の2つのセグメントに分けています。ケミカル事業では、業務用洗剤や洗浄剤、除菌剤、漂白剤、固形燃料などを取り扱っています。具体的な製品には、食器用洗剤の「マイソフトコンク」や「ローヤルサラセン」、食器洗浄機用洗浄剤の「リキッドPLH」や「ジャストパックPLW」、漂白剤の「ニイタカブリーチ」などがあります。また、アルコール製剤の「ノロスター」や「セーフコール」、洗浄剤の「ニューケミクール」なども提供しています。
さらに、ニイタカは固形燃料の分野でも「カエンニューエースE」や「チェーフィング用カエン」といった製品を展開しています。サービス面では、食器洗浄機の定期メンテナンスや緊急メンテナンス、衛生管理支援サービスとして衛生講習や細菌検査、Eラーニングなどを提供しています。これにより、顧客の衛生管理をサポートしています。
一方、ヘルスケア事業では、健康食品の販売を行っています。特に乳酸菌発酵食品「OM-X」が主な製品として挙げられます。この製品は、健康志向の消費者に向けた商品であり、ニイタカのヘルスケア事業の中核を成しています。これらの事業を通じて、ニイタカは多様なニーズに応える製品とサービスを提供し、顧客の生活を支えています。
経営方針
ニイタカは、持続可能な社会に貢献する高品質な製品とサービスを提供することを経営方針としています。この方針は「四者共栄」として、取引先、ユーザー、株主、社員、社会のすべてに利益をもたらすことを目指しています。特に「品質第一主義の経営」と「真の全員参加の経営」を掲げ、地域環境や地球環境の保全に努めつつ、社員一人ひとりが主体的に行動できる仕組みを構築しています。
ニイタカの中期経営計画「NX2025」は、長期ビジョン「世の中の”キレイ”を支える会社」を実現するための戦略です。この計画では、2025年までに売上高235億円、営業利益15億円、ROE7.3%以上を目指しています。具体的な戦略として、既存事業の拡大、新領域への展開、新規事業の開発、経営基盤強化のための投資、ESGを軸にしたサステナブル経営の推進が挙げられます。
特に、既存事業の拡大では顧客メリットの持続的な創出を重視し、新領域への展開では強みを生かした新製品開発を進めています。また、新規事業の開発では「“キレイ”を支える」を軸にした事業を模索し、研究開発体制や生産体制の強化、デジタルトランスフォーメーションの推進を図っています。さらに、ESG経営では気候変動対応やサーキュラーエコノミーの推進を通じて、社会課題の解決とガバナンスの強化を目指しています。
ニイタカは、少子高齢化や環境問題などの社会的課題に対応しつつ、持続可能な成長を追求しています。これにより、顧客や社会からの信頼を得るとともに、株主資本の運用効率を示すROEの向上を目指しています。