ソフト99コーポレーション【4464】 スタンダード(内国株式)

ファインケミカル、ポーラスマテリアル、サービス、不動産関連の4セグメントで、自動車用ケミカル品、多孔質体化成品、自動車整備・教習、不動産賃貸・温浴事業などを展開。

ソフト99コーポレーション【4464】 スタンダード(内国株式)

ファインケミカル、ポーラスマテリアル、サービス、不動産関連の4セグメントで、自動車用ケミカル品、多孔質体化成品、自動車整備・教習、不動産賃貸・温浴事業などを展開。

事業内容

ソフト99コーポレーションとその連結子会社9社は、ファインケミカル、ポーラスマテリアル、サービス、不動産関連の4つの事業セグメントを展開しています。ファインケミカルセグメントでは、一般消費者と自動車コーティング施工業者向けに自動車用ケミカル品の製造・販売を行っており、主要製品には洗車用品、自動車用補修・整備用品、家庭用品、タイヤ空気圧監視装置(TPMS)、電子機器・ソフトウェアが含まれます。ポーラスマテリアルセグメントでは、工業資材や生活用品向けに、PVAやウレタンなどの多孔質体を素材とする化成品の製造・販売、医療・衛生管理用品の企画・開発・販売を手掛けています。

サービスセグメントでは、自動車整備・鈑金事業、自動車教習事業、生活用品企画販売事業を展開。自動車整備・鈑金事業では、自動車の整備・鈑金塗装やリース・レンタルを提供し、自動車教習事業では、免許取得支援や安全運転のための教育、エコドライブ講習を実施しています。生活用品企画販売事業では、主に生活協同組合向けに家庭用品を販売しています。

不動産関連セグメントでは、ソフト99コーポレーションが保有する不動産の賃貸や、温浴事業、介護予防支援事業を通じて不動産の有効活用を図っています。これらの事業を通じて、ソフト99コーポレーションは多岐にわたるニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

ソフト99コーポレーションは、創業以来の経営理念「生活文化創造企業」として、未来の「あたりまえ」を発見することを目指しています。同社は、3年ごとに中期経営計画を策定し、経営環境や課題に応じたテーマとビジョンを設定しています。2023年3月までの第6次中期経営計画「Overtake!!」では、新しい価値の創出を進め、社会の要請に応えることを目標に掲げました。2023年4月からは第7次中期経営計画「Evolve!!」をスタートし、「進化する」ことで社会課題の解決に資する価値を提供することを目指しています。

コロナ禍による生活様式の変化は、同社製品の需要拡大に寄与し、特に自動車分野でのマイカー保有とサステナビリティの両立、医療・衛生分野への関心の高まりが新たなビジネスチャンスを生んでいます。デジタルトランスフォーメーションの進行は、作業の効率化や時短、付加価値の高め方において重要な役割を果たしており、同社はデジタル技術を活用した製品・サービスの付加価値向上と効率化を推進しています。

経営効率の改善においては、既存事業の運営効率向上と新規事業への投資による業容拡大を目指しています。第7次中期経営計画では、投下資本利益率(ROIC)が資本コストを上回ることを目標に掲げ、新分野・新事業への投資による業容の拡大を指向しています。これらの戦略を通じて、ソフト99コーポレーションは持続可能な成長を目指しています。