第一工業製薬【4461】 プライム(内国株式)

界面活性剤、アメニティ材料、ウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料、ライフサイエンス製品の製造、販売に従事。

第一工業製薬【4461】 プライム(内国株式)

界面活性剤、アメニティ材料、ウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料、ライフサイエンス製品の製造、販売に従事。

事業内容

第一工業製薬は、界面活性剤、アメニティ材料、ウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料、ライフサイエンスの6つの主要事業セグメントを持つ企業グループです。同社とその14の子会社、2つの関連会社で構成されています。

界面活性剤セグメントでは、非イオン、アニオン、カチオン、両性界面活性剤を製造、販売しており、四日市合成㈱やゲンブ㈱などが主要な関連会社です。アメニティ材料セグメントでは、ショ糖脂肪酸エステルやセルロース系高分子材料などを手がけ、ゲンブ㈱やSisterna B.V.がこのセグメントに関わっています。

ウレタン材料セグメントは、ポリエーテルポリオールやウレタンプレポリマーなどを提供し、四日市合成㈱や第一建工㈱が関連会社に挙げられます。機能材料セグメントでは、光硬化樹脂用材料や水系ウレタン樹脂などを製造、販売し、四日市合成㈱や晋一化工股份有限公司が主要企業です。

電子デバイス材料セグメントは、イオン液体や電子部品用導電性ペーストなどを提供し、京都エレックス㈱や第一セラモ㈱がこの分野で活動しています。ライフサイエンスセグメントでは、健康食品(天虫花草®、カイコハナサナギタケ冬虫夏草、Sudachin®等)を手がけ、㈱バイオコクーン研究所や池田薬草㈱が関連しています。

これらのセグメントを通じて、第一工業製薬グループは多岐にわたる製品とサービスを提供し、様々な産業分野でその存在感を示しています。

経営方針

第一工業製薬は、創業以来「品質第一、原価逓減、研究努力」の三つの社訓を基に事業を展開しています。同社は、界面活性剤、アメニティ材料、ウレタン材料、機能材料、電子デバイス材料、ライフサイエンスの6つのセグメントを中心に、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。中期経営計画「FELIZ 115」において、同社は売上高700億円、営業利益45億円を目標としています。この計画では、計画的な設備投資を通じて総資産の最大活用を目指し、製品別管理と顧客別マーケティングの強化、経営資源の最適配分に注力しています。

同社は、健康経営に優れた企業としても認知されており、従業員の健康維持・増進を通じて生産性向上と企業価値の向上を目指しています。また、新型コロナウイルスの影響やロシアによるウクライナ侵攻など、外部環境の変化に対応するため、原料高の価格転嫁、営業展開の強化、工場稼働率の向上など7つの具体的施策を実行しています。

さらに、ライフサイエンス事業の強化にも注力しており、新たに「ライフサイエンス本部」を設置し、機能性表示食品「快脳冬虫夏草」の販売を予定しています。これらの取り組みを通じて、同社は経営基盤の強化と収益改善に努め、持続可能な成長を目指しています。