事業内容
西菱電機は、携帯情報通信端末の販売・修理と情報通信機器及びシステムの製作・販売・保守・運用を主軸に事業を展開しています。同社は三菱電機株式会社からの出資を受けており、その関連会社として位置づけられています。
事業は大きく二つのセグメントに分かれています。第一のセグメントは情報通信端末事業で、これには携帯情報通信端末の直接店頭販売と修理再生が含まれます。販売では、ドコモ、au、ソフトバンク、UQモバイルの取扱いを行い、13店舗の直営店を運営しています。修理再生では、市場における不具合品の修理を受託しています。
第二のセグメントは情報通信システム事業で、官公庁向けと民間会社向けの情報通信機器及びシステムの販売、技術サービスの提供、無線通信機器及び制御盤等の開発・設計・製作・販売を行っています。このセグメントでは、三菱電機株式会社等と連携し、幅広い技術サポートを提供しています。
西菱電機グループは、コムテックサービス株式会社、西菱電機フィールディング株式会社、西菱電機エンジニアリング株式会社、鳥取西菱電機株式会社の4社を含む体制で、これらの事業を支えています。各社は、特定の事業領域において特化したサービスを提供し、グループ全体の事業展開を強化しています。
経営方針
西菱電機は、情報通信ビジネスにおいて「Only OneでNo.1」を目指し、信頼関係の構築と魅力ある製品・サービスの提供を基本方針としています。同社は、マーケット・顧客の拡大、新規領域への展開・新規事業の創出、事業競争力の強化、人材の育成・組織体制の強化の4つの基本戦略を軸に、企業価値の拡大を目指しています。
情報通信端末事業では、店舗運営力の強化とリペアサービス事業の競争力確保を通じて、顧客満足度の向上と収益性の改善に努めています。情報通信システム事業では、社会システム事業と通信システム事業を通じて、安心・安全・快適な社会の実現に貢献し、新たなソリューション事業の創出を目指しています。
新規事業開拓においては、通信サービス事業への進出と海外市場への進出を計画しており、西菱電機グループの総合力を活かした新しい価値の創造を目指しています。これらの戦略は、情報通信端末の販売・修理と情報通信機器及びシステムの製作・販売・保守・運用を主軸に事業を展開する西菱電機の中期経営計画に基づいており、同社はこれらの戦略を踏襲し、事業規模の拡大と収益力の増強に向けた取り組みを継続しています。
また、コーポレート・ガバナンスの強化、社会への継続的な取り組み、品質管理と情報セキュリティの向上にも注力しており、これらを通じて企業価値の永続的な高め、全ての利害関係者に貢献することを目指しています。