インテージホールディングス【4326】 プライム(内国株式)

インテージホールディングスは、消費財・サービスのマーケティング支援、ヘルスケア分野の市場調査やCRO業務、ビジネスインテリジェンスのシステム開発・運用を手がける。

インテージホールディングス【4326】 プライム(内国株式)

インテージホールディングスは、消費財・サービスのマーケティング支援、ヘルスケア分野の市場調査やCRO業務、ビジネスインテリジェンスのシステム開発・運用を手がける。

事業内容

株式会社インテージホールディングスは、連結子会社29社と持分法適用会社3社を含むグループで構成され、主に3つの事業セグメントを展開しています。

まず、「マーケティング支援(消費財・サービス)」事業では、消費者や店舗から定期的にデータを収集し、パネル調査を行っています。また、独自に収集したデータを基にしたカスタムリサーチやコミュニケーションサービスも提供しています。このセグメントには、株式会社インテージや株式会社インテージリサーチなどが関与しています。

次に、「マーケティング支援(ヘルスケア)」事業では、一般用医薬品や医療用医薬品、医療機器に関する市場調査を行っています。また、CRO(医薬品開発業務受託機関)業務や医療に関するプロモーション、処方情報分析も手がけています。この分野では、株式会社インテージヘルスケアや株式会社協和企画が主要な役割を担っています。

最後に、「ビジネスインテリジェンス」事業では、システムの開発・運用、BPO、ソフトウェアの開発・販売、データセンター運用を行っています。さらに、業務プロセスの改善支援やデータ評価、分析、コンサルテーション、AI情報処理技術の研究開発も進めています。このセグメントには、株式会社インテージテクノスフィアや株式会社データエイジが関与しています。

これらの事業を通じて、同社は多様な業界に対してマーケティングやビジネスインテリジェンスのソリューションを提供し、顧客のニーズに応えています。

経営方針

株式会社インテージホールディングスは、2024年6月期を初年度とする第14次中期経営計画を策定し、「Data+Technology企業としてのNewPortfolioへ-新たな価値発揮の創出-」を基本方針としています。同社は、人口減少や高齢化、デジタル社会の進展を機会と捉え、マーケティングインテリジェンス(MI)とビジネスインテリジェンス(BI)を融合させたサービスを提供することで、社会的ロスをなくし、便利で豊かな社会の実現を目指しています。

同社は、NTTドコモとのシナジーを活用し、データの収集、価値化、活用の仕組化を強化しています。これにより、既存のマーケティング支援事業の拡張を図り、2030年を見据えた新たな価値創出を目指しています。国内では、ドコモとの連携を通じた事業ドメインの拡張や、株式会社リサーチ・アンド・イノベーションの黒字化を目指し、海外ではアジアを拠点としたグローバルビジネス展開を進めています。

ヘルスケア事業では、意思決定パートナーとしての地位を確立し、顧客の業務支援から課題解決支援に重点を置いています。また、CRO事業の売却を通じて、より強固な利益体質を目指しています。ビジネスインテリジェンス事業では、DXパートナーとしての地位を確立し、データ統合基盤の拡充を図っています。

同社は、安定的な財務基盤を基に資本政策を強化し、グループ間連携によるビジネス創出や非財務資本の増加を図っています。また、ESG投資やSDGsへの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。これらの取り組みを通じて、同社は持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。