事業内容
ソルクシーズグループは、ソフトウェア開発、コンサルティング、ソリューションの3つの主要事業セグメントを展開しています。同社は、特定業務に特化した子会社11社と持分法非適用関連会社1社を含む企業グループで構成されています。
ソフトウェア開発事業では、金融業界や情報・通信業界向けのSI/受託開発業務、アウトソーシング業務、機器販売業務などを手がけています。このセグメントには、銀行向けソリューション事業を得意とする株式会社エフ・エフ・ソル、証券バイサイド業務システムの開発・保守を行う株式会社コアネクスト、ICTインフラの企画・構築・保守に特化した株式会社アスウェアが含まれます。
コンサルティング事業では、IT全般統制やシステム企画、プロジェクト支援など全業界・業務を対象としたサービスを提供しています。このセグメントには、システム開発の上流工程におけるコンサルティングサービスを提供する株式会社インフィニットコンサルティング、クレジット業務全般に関するコンサルティングを行う株式会社アリアドネ・インターナショナル・コンサルティング、自動車メーカーや医療機器メーカー向けのソフトウェアエンジニアリングコンサルティングを提供する株式会社エクスモーションがあります。
ソリューション事業では、教育向けパッケージソフトの開発・販売、クラウドサービスの開発・販売、エッジコンピューティング系ソリューションサービス、eスポーツ業界向けソリューションサービスなどを通じて顧客の課題解決を図っています。このセグメントには、自動車教習所向けソリューションを提供する株式会社ノイマン、企業向けセキュアオンラインストレージサービス「Fleekdrive」を提供する株式会社Fleekdrive、組込・制御・計測関連分野に特化したソリューションを提供する株式会社イー・アイ・ソル、eスポーツ業界に特化したソリューションを提供する株式会社eekが含まれます。これらの事業を通じて、ソルクシーズグループは幅広い業界に対して多様なサービスを提供しています。
経営方針
ソルクシーズは、1981年の設立以来、「愛と夢のある企業」という経営モットーと5つの経営理念を軸に、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。同社は、SDGsを経営に取り入れ、デジタルトランスフォーメーション(DX)ビジネスを推進することで、地球規模の課題解決に取り組んでいます。注力分野としては、「FinTech」、「Cloud」、「IoT」、「CASE」、「AI」などの技術を活用したソリューションの創出に力を入れています。
中期経営計画(2023年12月期~2025年12月期)では、経営基盤の強化、SIビジネスの競争力強化、ストック型ビジネスの強化・拡大、海外マーケットの開拓をテーマに掲げています。具体的には、成長分野への積極的な進出・強化、業種・業務別の専門特化戦略の推進、クラウドサービスやIoTソリューションの強化、そして海外市場への展開を図っています。
ソルクシーズは、ソフトウェア開発、コンサルティング、ソリューションの3つの主要事業セグメントを通じて、多様な業界に対してサービスを提供しています。これらの事業を通じて、同社は顧客の課題解決を図り、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。特に、クラウドサービスやIoT、AIの活用によるソリューションの提供に注力し、技術の変化に対応した事業展開を進めています。