タカギセイコー【4242】 スタンダード(内国株式)

プラスチック製品や金型の製造・販売を行う成形品事業と、不動産賃貸や損害保険代理、土木建築工事請負を手がけるその他の事業。

タカギセイコー【4242】 スタンダード(内国株式)

プラスチック製品や金型の製造・販売を行う成形品事業と、不動産賃貸や損害保険代理、土木建築工事請負を手がけるその他の事業。

事業内容

タカギセイコーは、11社から成るグループ企業で、主に「成形品事業」と「その他の事業」の2つの事業セグメントを展開しています。成形品事業では、プラスチック製品とその製造に必要な金型の製造・販売を行っています。具体的には、車両分野で四輪車や二輪車の内外装部品、バッテリー関連部品、トラックの空力抵抗抑制部品、建設機械の燃料タンクなどを手がけています。また、OA分野ではプリンターや複写機の外装部品、医療機器部品なども製造しています。

その他の事業では、不動産賃貸、損害保険の販売代理、土木建築工事の請負を行っています。このセグメントは、株式会社トリニティが主要な役割を担っています。タカギセイコーは、日本国内だけでなく、中国や東南アジアにも事業を展開しています。中国では、高木精工(香港)有限公司や高和精工(上海)有限公司などが、四輪車の内外装部品やパソコン筐体部品の製造を行っています。

東南アジアでは、PT タカギ・サリマルチウタマやタイ タカギセイコーカンパニー・リミテッドが、二輪車や四輪車の内外装部品を製造しています。これらの地域での事業展開により、タカギセイコーはグローバルな市場での競争力を高めています。

経営方針

タカギセイコーは、成長戦略として「国内収益基盤の強化」、「海外収益基盤の強化」、「事業運営基盤の強化」の3つの柱を掲げています。国内では、生産品目の選択と集中、差別化技術の開発、新規分野や顧客の開拓、効率的な生産体制の確立を進めています。特に、自動車の電動化や脱炭素化に対応した技術開発に注力し、軽量化や省エネルギー化に貢献する製品の拡販を目指しています。

海外では、市場動向を注視しつつ、増加する受注に対応するための生産体制の整備を推進しています。これにより、グローバル市場での競争力を高め、安定した収益基盤を築くことを目指しています。さらに、事業運営基盤の強化として、人材育成や組織運営体制の強化、財務体質の強化、内部統制システムの充実を図っています。

また、環境に配慮した企業活動も重視しており、エネルギー効率の良い設備の導入や廃棄物ゼロの取り組み、再生可能エネルギーの利用を積極的に進めています。これらの施策を通じて、タカギセイコーは持続可能な成長を実現し、2026年3月期には連結売上高500億円以上、連結経常利益35億円以上を目指しています。