事業内容
フジプレアムグループは、独自の技術を駆使して多岐にわたる事業を展開しています。主要な技術には、「精密貼合技術」、「太陽電池モジュール製造技術」、「機械装置の製造技術」があり、これらを活用して液晶ディスプレイ用部材、タッチパネルセンサー基板、太陽電池モジュールの製造・加工・販売を行っています。また、半導体関連装置の製造販売、産業用機械システムの設計・製造・販売、太陽光発電システムの設計・施工・販売、物流業務の請負など、幅広いサービスを提供しています。
事業セグメントは大きく分けて二つあります。一つ目は「精密貼合及び高機能複合材部門」で、液晶ディスプレイ用部材やタッチパネルセンサー基板の製造・販売を行っています。これらの製品は、ガラスや機能性フィルムのカット、精密貼合加工を経て、パネルメーカーに納入されます。
二つ目は「環境住空間及びエンジニアリング部門」で、太陽電池モジュールの製造・販売、断熱用・飛散防止用フィルムラミネートガラスの製造・施工・販売、ファクトリーオートメーションのインテグレーター事業展開、半導体関連向け装置の製造・販売を手掛けています。
フジプレアムグループは、精密貼合技術を中心に生産工程を構築し、競合他社との差別化を図っています。ディスプレイ関連製品の需要増加に伴い、生産設備の改造や研究開発による対応を随時行っており、顧客の多様なニーズに応えるため、官能検査技術の向上や多能工教育にも力を入れています。
経営方針
フジプレアムグループは、独自の技術力を背景に、多岐にわたる事業領域での成長を目指しています。同社は、ディスプレイ関連事業を主軸に、環境ビジネスやファクトリーオートメーション事業など、幅広い分野での事業展開を進めており、これらの事業を通じて、顧客のニーズにトータルに応える企業を目指しています。
成長戦略として、フジプレアムグループは、精密貼合技術やメカトロニクス技術など、独自の技術開発に注力しています。これらの技術を活用し、新たな成長が見込まれる事業領域への経営資源の投下を進めており、技術革新に追随することで、新製品領域への対応を積極的に行っています。また、研究開発を企業成長の推進力と位置づけ、新たな主力事業の確立に向けた取り組みを続けています。
経営上の目標としては、収益性の向上に重点を置き、経常利益率7%以上の確保を目指しています。財務の健全性を維持するために、自己資本比率の充実にも努めています。
ビジネス環境においては、新型コロナウイルス感染症の拡大や半導体不足などの外部環境の変化にも対応しており、最先端高付加価値商品市場での需要拡大に応えるため、クロスボーダー市場開拓能力の強化や、プレマテック株式会社の買収を通じた事業拡大の体制整備を進めています。
フジプレアムグループは、技術革新と市場ニーズの変化に機敏に対応することで、持続的な成長を目指しています。