タキロンシーアイ【4215】 プライム(内国株式)

樹脂製品、複合製品の製造・販売、装置工事を手がけ、建築資材、環境資材、高機能材、機能フィルム事業を展開。

タキロンシーアイ【4215】 プライム(内国株式)

樹脂製品、複合製品の製造・販売、装置工事を手がけ、建築資材、環境資材、高機能材、機能フィルム事業を展開。

事業内容

タキロンシーアイ株式会社とその子会社24社から成る同社グループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業内容は、塩化ビニルやその他の樹脂製品の製造・加工・販売、さらにこれらの製品を用いた装置や工事の提供です。

同社の事業は大きく分けて「建築資材事業」「環境資材事業」「高機能材事業」「機能フィルム事業」の4つのセグメントに区分されます。

建築資材事業では、波板やポリカーボネートプレート、FRP製品、雨どいなどの建築材料を提供しています。これらは、三和サインワークス株式会社やBONLEX EUROPE S.r.lなどの製造・加工会社と、タキロンシーアイプラス株式会社やタキロンマテックス株式会社などの販売会社によって支えられています。

環境資材事業では、農業用ビニルフィルムや土木シート、高耐圧ポリエチレン管などの製品を提供。北海道サンプラス株式会社やPT.TAKIRON INDONESIA、ダイライト株式会社などが製造・販売を担当しています。

高機能材事業では、塩ビプレートやポリカーボネートプレート、各種機能樹脂プレートなどの高機能材料を提供。タキロン・ローランド株式会社やタキロンポリマー株式会社、CIKナノテック株式会社などがこのセグメントを支えています。

機能フィルム事業では、包装用熱収縮フィルムやチャックテープなどを提供。株式会社ボンパックやBonset America Corporation、上海桑普拉斯塑料有限公司などが製造・販売を行っています。

これらの事業を通じて、タキロンシーアイ株式会社グループは建築、環境、高機能材料、機能フィルムの各分野で幅広い製品とサービスを提供し、多様なニーズに応えています。

経営方針

タキロンシーアイ株式会社は、建築資材、環境資材、高機能材、機能フィルムの4つの事業セグメントを通じて、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。同社は、人と地球にやさしい未来を創造することを使命とし、安心と心地よさを提供する企業グループであり続けることを目指しています。この使命を実現するため、同社は誇りと変革する勇気を重ねていく企業文化を育んでいます。

中期経営計画「変革への決意 Commit to Transformation 2023(CX2023)」では、社会課題の解決、新事業・新製品・新技術の獲得、ボーダレスの加速、デジタルの実装、グループ経営の再整備、経営基盤の進化を重点実施項目として設定しました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響や世界経済情勢の変化により、計画の前提となる環境が大きく変化しました。これを受け、同社は中期経営計画を2年で短縮し終了とし、2024年度を初年度とする次期中期経営計画の策定を行う予定です。

2023年度の単年度計画では、連結売上高1,540億円、連結営業利益78億円、連結純利益50億円、連結ROE5.3%を目標としています。これらの目標達成に向け、上昇コストの製品価格転嫁、戦略的購買の実施、経費節減や目標管理による原価低減、製品の統廃合による生産性向上など、事業収益改善の着実な実施を図ります。また、事業構造改革の推進、ガバナンス体制の深化、DX実装化の推進、SDGs経営の推進など、定性計画実施項目にも注力しています。

タキロンシーアイ株式会社は、これらの成長戦略と中期経営計画を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。